2019

07

30

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サスツルギの亡霊.神山裕右



子連れ同士の再婚で兄弟となった篠田英治と矢島拓海。母に続き父が亡くなったことを機に疎遠になった。研究者として隕石調査隊に加わった南極で行方不明となった英治。その2年後、カメラマンの拓海の元に英治の死の真相が知りたければ南極に行けというメッセージと、同時期に越冬隊の密着撮影の仕事の依頼が舞い込む。偶然か、何かの始まりなのか。参加を決意した拓海に危険が迫る。

拓海はなぜ英治と疎遠になったのか、英治の行方不明の真相は何なのか。それらが絡み合いながら、南極という陸の孤島で次々と事件が起こります。ただでさえ過酷な環境なので緊迫感があります。乗り越しを心配しながら読み進めた後、サスツルギって何?と我に返りました。

2019

07

27

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エクスプロード.結城充考



捜査一課殺人班イルマ

大学の研究室で爆破事件が発生し、教授一名が死亡。直後に超高層ビルで人質立て籠もり事件が発生。大学に向かう途中のイルマは行き先を変更し、立て籠り事件現場で被疑者・斉東を確保する。だが、第二の爆破事件が発生。爆発物に書き残された《ex》の文字をイルマは追う。

前作から2ヶ月。まだまだ爆発が続きます。前作から続いてるのか、次作にも続くのか。そこを考えながら読み進めていくのも楽しいですね。どうもイルマは爆死させたい刑事第一位のようです。彼女の内面の変化も、やはりそこ行きますかという感じで次作から色々変わることもあるかもです。
  
シリーズ情報:狼のようなイルマファイアスターター.エクスプロード.

2019

07

24

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道然寺さんの双子探偵.岡崎琢磨



寺の隣には鬼が棲むのか/おばあちゃんの梅ヶ枝餅/子を想う/彼岸の夢、此岸の命

道然寺の長男・一海が16歳の時、敷地内に捨てられた双子を発見、妻を亡くしたばかりの住職・真海は双子を道然寺で育てることに決めた。それから14年、若和尚となった一海が巻き込まれた謎を双子が解く。

内向的だが性善説を信奉するラン、性悪説を信じる故か友人も少ないレン。二人の考え方の違いからか、一つの事件を全く違う解釈をします。事件の真相はどちらが解くのか。探偵が二人いるところが新しいですね。それだけではなく、事件の度に二人が成長していく姿がみられます。

シリーズ情報:道然寺さんの双子探偵.

2019

07

21

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惚れぼれ文具.小日向京



使ってハマったペンとノート

書くもの/紙もの

切掛はお父上のモンブラン146。いくらモンブラン146が素晴らしいからと言って、全てのモンブラン146使いのご息女が文具にどっぷりハマるわけではありません。また、時々独自の解釈も楽しいです。例えば「ファンシー系色味の筆記具こそ男性にもクールに使って欲しい」には、いや想像出来ませんと突っ込んでしまいましたよ。また、ボールペンの油性黒インクもやはり必要なので、これはという物が欲しくなりました。

欲しくなった物:
3本差しキップレザーペンケース@ナガサワ文具センター
マルステクニコ芯ホルダー@ステッドラー これの赤芯が欲しいんですよね。。。

2019

07

18

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ぼぎわんが、来る.澤村伊智



あれが来たら、答えてはいけない開けてはいけない。秀樹が幼少の頃、祖父が一度は追い返した。だが、秀樹が結婚し子供もが生まれた頃、あれを対応した部下は怪我を負い病院に運ばれたが徐々に悪化していった。家族を守るため秀樹は比嘉真琴と名乗る霊能者を頼ったが、真琴の姉が紹介した霊能者も返り討ちに遭う。あれは予想以上に強力だった。

ワタクシ、どうやら読む順番を間違えていましたね。最後に初作を読むなんて。。。それ故か、真琴の姉・琴子が伝説過ぎて故人なのではと思っていたのですが、真琴が常に言っていたように力のある人でした。このシリーズは常に主人公がいつ再起不能になってもおかしくない緊張感がありますね(なので、琴子が故人なのではないかと疑惑が生まれていたのだと……)。

第22回日本ホラー小説大賞受賞作

シリーズ情報:ぼぎわんが、来る.

2019

07

15

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第三者隠蔽機関.石川智健



不祥事、もみ消します/二つの不正/酸っぱい葡萄

スーパーコンピューターを駆使し、不祥事を速やかに察知、外部に漏れる前に処理するアメリカの諜報企業リスクヘッジ社。度重なる不祥事にK庁は、ついに組織の監視を第三者機関であるリスクヘッジ社に依頼する。監察官の和久井はリスクヘッジ社の起用に疑問を持ち、リスクヘッジ社より先に不正を暴こうとするのだが。。。

リスクヘッジ社が行なっているのは、監視ではなくもみ消しではないか?敵対関係となった監察官の和久井は、リスクヘッジ社がもみ消す前に不正を挙げるため、雑誌記者の鮎川と手を組みます。この勝負どちらが勝つのでしょうか。緊迫感の中にどんでん返しもあり、楽しめます。「もみ消しはスピーディに」を文庫化にあたり改題、加筆・修正。

近衛怜良:リスクヘッジ社K庁担当
和久井勝也:K庁長官官房監察菅室監察官
鮎川譲:出版社最大手時代社雑誌記者

2019

07

12

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ふりむけばそこにいる.久賀理世



奇譚蒐集家 小泉八雲 罪を喰らうもの

名もなき残響/Heavenly Blue Butterfly/罪を喰らうもの

始まりは4日前、オーランドは雑木林に少年を見た。その少年は子供時代のオーランドそのもので日々成長していき、明日には現在の自分と瓜二つな姿で現れる恐れがあった。学寮の同室であるパトリックに相談するも、自分があちら側のものと気付きもしないで関わっている事実を突きつけられる。(名もなき残響、より)

もっと色々展開があり感動の一編なのですが、書きすぎると差し障るので。本作ではオーランドとパトリックが友情を育み、時に支え合っていく姿が書かれています。自分だけが視える自分だけが聴こえる、だと辛い時もあります。それが共有出来ることがお互いにとって得がたいことのようです。

オーランド・レディントン:聖カスバート校編入生、訳あってチェロをやめている
パトリック・ラフカディオ・ハーン:
聖カスバート校変わり者の神学生、オーランドにパトリキオス・レフカディオス・ハーンと名乗る
ジョージ・ロバート・ハーン:パトリックの兄

シリーズ情報:ふりむけばそこにいる.罪を喰らうもの.

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