2017

05

06

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鬼の蔵. 内藤了



よろず建物因縁帳

蒼具の盆は隠れ鬼を厳しく禁じる。禁忌を破って隠れ鬼をした兄妹の、兄は神社のある裏山から異様な遺体でみつかった。その体験を忌まわしく恐れた妹は蒼具の屋敷を村に寄贈。村の活性化のため「道の駅」新設の助成金が下りた。広告代理店に勤務する高沢春菜は現場を訪れ、蒼具の蔵に人間の血液で鬼と書かれた土戸を調査に入った民俗学者に見せられる。そこには、曳き屋師も同席しており、彼は因縁を祓って曳くには調査が必要と告げる。

本は薄いのですが中身は濃いです。因縁付き物件専門の曳き屋隠温羅流。仙龍が蒼具の蔵の因縁を解き明かしていきます。ホラーとミステリが融合し、猟奇犯罪のシリーズとは違う世界が広がっているのですが、そこにも色恋を出しているのは流石でした。来月にシリーズ二作目が刊行されるようですが、中心人物はレギュラーなのか、そこも気になります。

シリーズ情報:鬼の蔵. 

仙龍:隠温羅流導師、株式会社鐘鋳建設代表取締役、守屋大地
コーイチ:文化人類学の修士号を持つ法被前の駆け出し、崇道浩一
小林教授:民俗学の教授
雷助和尚:三途寺和尚、加藤雷助
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