2015

05

31

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代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険. 大塚英志



明治四十年の春。文学から身を引き、医学書の代筆で暮らしている中川恭次郎に、
探偵小説を書かないかと誘ったのは、井上通泰だった。そして、田山花袋の小説を
殺人の記録と言って恭次郎に押し付けた。小説に符合する事故を知った恭次郎は、
左目の眼球から水晶体が無くなった死体の謎に辿り着く。

恭次郎と通泰以外にも主役級の人物が続々出馬し、誰が事件を解決するのかや、
誰が誰のために誰を巻き込んだのかが、複雑ではありませんが右往左往している
感がなんとも微妙です。水晶体を抉り取られた死体の件からバーコードを連想して
勝手に方向性を期待してしまったからかも知れません。

個人的には、何よりも「多重人格探偵サイコ」の続きを書いて頂きたいのですが…。
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