2015

04

09

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スタート!.中山七里



助監督になって五年、昼から飲んだくれる宮藤映一は一本の電話で酔いが醒める。邦画界の重鎮・大森監督の新作映画の企画が通り、三年ぶりの召集が掛ったのだ。だが、昨今の映画事情で横槍も多く、昨年肺炎を患った大森の体も、映一は心配だ。そして現場で事故が発生、ついには殺人までも。映画の完成に危機が迫る。

おお、作品群がリンクしています。「さようならドビュッシー」のレポーターが撮影所にズカズカ来ましたので、岬洋介はほぼ同時期に実在しています。一方、映画の原作「災厄の季節」=「連続殺人鬼カエル男」ですので、古手川や彼に絡みのある犬養は実在しないということになります。その代わり?男前の刑事(映一の弟)がいます。

待ちに待った大森の新作、ですが昨今の映画事情は巨匠といえども逃れられない出資者側から無理難題、監督の体調不良、果ては殺人までが起きてしまいます。確かにクセのある人間ばかりですが、人間の本気さがひしひしと伝わってきます。製作打ち切りの危機を乗り越え、映一が成長していく様は感動モノです。
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