2013

12

04

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世界記憶コンクール. 三木笙子



世界記憶コンクール/氷のような女/黄金の日々/生き人形の涙/月と竹の物語

高広の通う質屋は、友人となった兎川博一と父親が店を切り盛りしている。物覚えがよく
近所で「帳簿いらず」と言われている博一が、記憶力で世界一を決める勝負はあるのかと
高広に聞いてきた。破格で引き受けた副業が、実は悪事ではないかと心配になったのだ。
その話に礼はいつもの如く、高広に解決を求める。(世界記憶コンクール.より)

奇天烈なコンクールと質屋の構造からホームズの一編を連想し、高広に解決をせがむ礼。
落とし所は目新しくはないですが、明治の香りと相俟って安心して読める連作短編集です。
全作収録「点灯人」に登場した森恵の成長が見られる一編、高広と礼の出会いがイキナリ
登場する一編など。シリーズの厚みを感じさせる一冊でした。

帝都探偵絵図シリーズ: 人魚は空に還る. 世界記憶コンクール. 
里見高広:編集長以下二名、至楽社の雑誌記者
有村礼:帝都随一といわれる絵師
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