2018

10

30

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僕が殺しました×7



藤宮亮は恋人であるリエを殺害してしまった。その後に入ったホテルで目を覚ますと、6人の男女の待つ会議室のような場所に連れて行かれた。その全員が自分がリエを殺害したと言い、何故リエを殺害したかを告白し始める。誰がリエを殺害したのか。誰がこの会場を準備したのか。謎が深まる中、閉じられた会場で次々とリエの姿が明らかになっていく。

藤宮亮が見ていたリエは本当に一面だけだったことが、次から次への自白大会で明らかになります。誰もがリエを殺害したと告白し、その話の筋も通っている。しかし、自分がリエを殺害したことは自分でわかっているのです。リエが何故そんな行動に出たのか、誰がこのミーティングを何の目的で開催しているのか。亮も読んでいるワタクシも混乱します。メタ過ぎて何もすっきりしないまま終わる感じですが、多分これはこれでいいのでしょう。
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2018

10

27

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ハイエナの微睡.椙本孝思



刑事部特別捜査係

深石市は地元企業と信仰が絡む。マンションの一室で県警警務部所属の警察官のバラバラ死体が発見された。捜査一課特捜係の佐築は現場に残された深石建設の社章に地元企業の関与を疑うが、捜査は強行犯係に引き継がれた。翌日、バラバラ死体の被害者所有のマンションの一室で冷蔵庫の下敷きになった警察官の死体が発見され、同様に深石建設の社章が残されていた。事件の継続捜査を訴えるも警察官の連続殺人事件は佐築の手を離れていくが、真相に気付いた佐築は犯人を追う。

ラスト40ページで世界が一変する衝撃の警察小説。と、背表紙にありましたが確かに衝撃です。ネタバレしてしまうのでかけませんが、あれとこれは唐突かなと思うところもありました。

2018

10

24

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理系大学生活ハンドブック.原田淳



まずはスタートが肝心/早く大学になじもう/理系学部ではパソコンが不可欠/
大学の授業に慣れよう/サポートの仕組み/学業以外にも大切:クラブやアルバイト/
将来への布石/いざ研究者の世界へ/4年後への準備

理系に進学する人のために、理系生活のアドバイスが丁寧に書かれています。小学生対象に書かれた本なのか、近頃の若いもんはこれくらい砕かないと理解困難なのか、何れにしても参考になりました。こんな感じの未来ある本は時々読みたくなりますね。

2018

10

21

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聖女の毒杯.井上真偽



その可能性はすでに考えた

「カズミ様」の伝説のある地方の町は、花嫁の結婚の意思が何より尊重される。フーリンはかつての部下を訪ね、「飛び石毒殺事件」に巻き込まれた。婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした花婿や親族が、飛び石で毒殺される事件が発生したのだ。青髪の探偵・上苙丞は、「カズミ様」の奇蹟を存在を証明するため容疑者探しの場に現れる。

奇蹟を目眩しに仕組まれた殺人事件。鉄板のネタですが、その中から真実をではなく、仕込みを全て否定出来たから奇蹟であると、奇蹟の証明に挑む探偵。飛び石で毒殺されているので様々な単独説・共犯説が飛び交います。諸説を「ゆえに矛盾」と否定するのが羅列され、難しいところはスルーなのですが雰囲気が好きなので理屈ではありません。

シリーズ情報:その可能性はすでに考えた.聖女の毒杯.

上苙丞(うえおろ じょう):奇蹟の存在証明に挑む探偵
姚扶琳(ヤオ フーリン):上苙に金を貸す、老仏爺(ラオフォイエ)
宋儷西(ソン リーシー):西王母(シーワンムー)の異名を持つ怪女
八ツ星聯(やつほし れん):探偵の元助手

2018

10

18

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HELL.浦賀和宏



女王暗殺

武田誠は美しい母親と都心の超高層マンションの最上階で暮らしていた。父親の顔すら知らなかったが、現状を考えれば社会的地位のある人物なのは間違いなかった。高校卒業間近に母が刺殺され、死の間際に誠の本当の母親の名前と謎の数字を言い残した。二年後、心臓の再手術をした時に同室だった男が惨殺され、心臓を持ち去られる。一方、高校の同級生である久能正治は作家となったが挫折、元凶と考える母親を殺害してしまう。武田と久能、無関係に思えた道は陰謀に操られ交わっていく。

「HEAVEN」の数年前の話になります。ただ、薮木と萩原重化学工業の関係性や、萩原重化学工業の全容などは全く前作以上には明らかになっていません。謎は謎のままという感じですが、人物一人の過去は明らかになりました。武田が阿部総合病院での再手術のために車椅子で院内を運ばれますが、その時に「姫君よ、殺戮の海を渡れ」のまさにあの時とリンクしています。気付いていないだけでもっとあるかも知れませんが。

萩原重化学工業シリーズ(安藤直樹シリーズ・シーズン2):HEAVEN.HELL.
安藤直樹シリーズ・シーズン1:記憶の果て時の鳥籠頭蓋骨の中の楽園

覚書:阿部総合病院:萩原重化学工業に買収された病院

2018

10

15

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アメリカ最後の実験.宮内悠介



脩はグレッグ音楽院の受験のため一人渡米した。目的はグレッグ音楽院に合格したという連絡を最後に消息を絶った父親を捜して一発殴ること。そのためには合格した者しか敷地に足を踏み入れることが出来ないグレッグ音楽院に合格しなければならない。だが、二次事件の会場で「アメリカ最初の実験」のメッセージが残された殺人事件が発生。間も無く第二、第三と事件が発生し動画配信されたのを機に、全米に伝播して行く。父親を追う脩は、やがて事件にも巻き込まれていく。

音楽留学というと「革命前夜」とつい比べてしまいます。日本人が音楽や国民性の荒波に揉まれて悩むのかと思いきや、受験とは情報戦、音楽はゲームだと独特の捻くれたところがあり好感が持てます。個人的には更に捻れて極めて頂きたかったのですが、棘が抜けてしまったかと感じられた最後は少し残念でした。

2018

10

12

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○○○○○○○○殺人事件.早坂吝



小笠原諸島の再従兄弟島は黒沼夫婦だけが住むプライベート・アイランドだ。地方公務員の沖は、アウトドアのブログで知り合った同好の士と4度目のオフ会のため再従兄弟島を訪れた。だが、フリーライターの成瀬がらいちと名乗る赤い髪にフェロモンを過激に撒き散らす服装の18歳?の少女を連れて来ていた。翌日、黒沼の妻と医師の浅川が失踪し沖は駆け落ちを疑うが、次いで成瀬が殺害される。

デビュー作であり第50回メフィスト賞受賞作です。麻耶雄嵩氏が軟禁されていることを愚痴りながら解説しています。そして、「○○○○○○○○殺人事件」の「○○○○○○○○」に当たる部分を当てよと、読者への挑戦状が冒頭いきなりあります。視点人物と探偵が交わることが無く新鮮でした。沖君の性格は興味深いのですが本作のみなのでしょうか。

シリーズ情報:○○○○○○○○殺人事件.

2018

10

09

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HEAVEN.浦賀和宏



萩原重化学工業連続殺人事件

秋葉零は小説家・新理司を暗殺するために来たという祥子をナンパ、不死身だという彼女を絞殺してしまう。だが、警察が到着した時には死体は消えていた。それを機に隣家の家政婦・綾佳が零を干渉するようになり、対応していた双子の弟・一は彼女に惹かれていく。そして、祥子は頭頂部を切断され脳を持ち去られた無残な姿で発見され、以来、同様な殺人が連続する。全ての場所に萩原重化学工業を関連づかせて。。。

安藤直樹シリーズ・シーズン2とのことですが、安藤直樹は出てきません。零は祥子を殺害したと言いますが、遺体は消えています。自ら不死身と言ったように祥子は復活したのでしょうか。そして連続する同様の殺人は何故起きたのでしょうか。それらは全て萩原重化学工業に繋がります。「姫君よ、殺戮の海を渡れ」でも出てきた謎の企業、その一部分が明かされました。次作を読まないと何とも言えませんので、早く読んでしまいましょう。

萩原重化学工業シリーズ(安藤直樹シリーズ・シーズン2):HEAVEN .
安藤直樹シリーズ・シーズン1:記憶の果て時の鳥籠頭蓋骨の中の楽園

覚書:
今回の被害者:祥子、西山春菜、、阿部眞美、幸崎結愛
藪木生命:内閣総理大臣
中村大地:総理補佐官
祥子:生命のエージェント/青柳輝樹
想吹綾佳(神沼綾子):生命のエージェント/青瀬田宗介
萩原良二:萩原重化学工業株式会社社長

2018

10

06

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水戸黄門 天下の副編集長.月村了衛



天下の副編集長/謎の乙姫御殿/艶姿女編修揃踏/日本晴れの恋の旅立ち

彰考館とは前水戸藩主徳川光圀公が「国史」編纂のために小石川の藩邸内に設置した支局である。だが、編纂は遅れに遅れ、もはや財政逼迫を理由に廃止の声まで上がっている。光圀公は彰考館総裁の安積澹泊覚兵衛、編修顧問の佐々介三郎宗淳、編修監督のお吟を伴い、催促をしても原稿を上げてこない執筆者の元に諸国原稿取り立ての旅に出る。

これは見事に某水戸黄門を編集に塗り替えてパロっております。一つひとつが編修者と執筆者に置き換えられて、時々ハマってしまいます。今一つ色物にはなりきれていないのが残念ですが、そこまで狙っていないのかも知れません。

2018

10

03

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機龍警察 火宅.月村了衛



火宅/焼相/輪廻/済度/雪娘/沙弥/勤行/化生

特捜部管理官の宮近は、明日の娘のピアノ演奏会に出席するよう妻子からの圧が入っていた。13時42分沖津に呼ばれ、明日までに国会答弁の作成を指示される。国会は10時開会、娘の演奏会は16時。間に合う。城木と共に徹夜で仕上げ、警察庁の連絡室で待機するため国会へ向かう。だが、陪席者が倒れ、急遽、宮近が代理となる。刻一刻と演奏会の時間は近づく。諦めない宮近。彼はいつ解除になるのか。(勤行、より)
※解除とは:国会の質問内容が判明したり、文書等の作成が終了して、関係者が帰宅可能な状態になることを意味する

シリーズ初の短篇集です。特捜班は常に裏切り者扱いで、全編を通してこれでもかというくらい明らかです。宮仕えの苦悩、刻一刻と迫る時間、それらを超えた上で宮近が得たのは何だったのか。タイムリミットのあるミステリとは違いますが入り込んでしまい、かなり危機感を感じました。

機甲兵装:人体を模して設計された、二足歩行型軍用有人兵器
沖津旬一郎:特捜部長、警視長
城木貴彦/宮近浩二:特捜部理事官、警視
姿俊之:特捜部付警部、龍機兵フィアボルグ搭乗要員、フリーランスの傭兵
ユーリ・オズノフ:特捜部付警部、龍機兵バーゲスト搭乗要員、元モスクワ警察刑事
ライザ・ラードナー:特捜部付警部、龍機兵バンシー搭乗要員、元IRA
由起谷志郎/夏川大悟:特捜部捜査班主任、警部補
鈴石緑:特捜部技術班主任、警部補

機龍警察シリーズ情報: 
機龍警察自爆条項機龍警察〔完全版〕自爆条項〔完全版〕.火宅.

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