2019

06

09

コメント

黒猫の遊歩あるいは美学講義.森晶麿



月まで(モルグ街の殺人事件)/壁と模倣(黒猫)/水のレトリック(マリー・ロジェの謎)/秘すれば花(盗まれた手紙)/頭蓋骨のなかで(黄金虫)/月と王様(大鴉)

3年前、大学4年生の夏休み。黒猫と付き人はゼミの友人達とその一人・関俣の別荘を訪れた。だが、ピアノを弾いている時に壁から女の声が聴こえるとミナモが言い出し、それを聞いた関俣は自室で自殺した。黒猫は付き人に謎を解く。(黒猫、より)

心中探偵」で黒猫がとても印象的だったのですが、まさかこちらは既にシリーズの主人公であったとは。存じ上げず申し訳ありませんでした。非日常な事件というより、一話につきポオの一作品が対応し黒猫が新しい解釈をしながら日常の謎も解く連作短編集です。第1回アガサ・クリスティー賞受賞作。

黒猫:24歳にして教授、ベルクソン的美学の眼差しから芸術史を洗い直す
付き人:ポオの研究をしている博士課程一年目の大学院生
唐草教授:学生時代二人のゼミの指導教授、学部長

シリーズ情報:黒猫の遊歩あるいは美学講義.
リンク情報:心中探偵
スポンサーサイト

2019

04

21

コメント

心中探偵.森晶麿



密約または闇夜の解釈

《 文学界の新星、心中未遂!相手の女性は死亡 》死にたいが一人では死ねない華影は病院で目覚め、その結果を知った。だが、行きつけのBarで出会った相手・水奈都と名乗った死んだ女性とは別人であった。病院を抜け出して調べ始めるが、相手は柳沼財閥の令嬢。この件は柳沼家が絡んでいるのか、現当主の兄・水智雄から圧力がかかる。黒猫の力も借り、華影は謎に迫る。

華影の目覚めから始まり、昨夜の相手は誰だったのか?の謎を追います。殺害されたのではないので警察に追われるわけではなく、柳沼財閥からの圧力がかなりなものですが淡々と進むので緊迫感はありません。華影の性格によるのかも知れませんが。後輩である黒猫が実に印象深いキャラクターです。

華影忍:二冊目刊行前日に心中未遂した作家、美術雑誌のライターから売文業にスライド
溝渕:担当編集者
華影道子:忍の妻
黒猫:忍の高校時代の後輩、美学教授

プロフィール

シカフ

Author:シカフ
シカフ衛星Cへようこそ!

日本ブログ村

カテゴリ

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索フォーム

軽量 ページネーション

Designed by

Ad