2019

05

25

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最後の秘境 東京藝大.二宮敦人



天才たちのカオスな日常

不思議の国に密入国/才能だけでは入れない/好きと嫌い/天才たちの頭の中/時間は平等に流れない/音楽で一番大事なこと/大仏、ピアス、自由の女神/楽器の一部になる/人生が作品になる/先端と本質/古典は生きている/「ダメ人間製造大学」?/「藝祭」は爆発だ!/美と音の化学反応

上野駅を背にして左側は美校と呼ばれる東京藝術大学美術学部、右側が音校と呼ばれる東京藝術大学音楽学部。筆者が藝大について調べ始めたのか、それは美校彫刻科に籍を置く奥様があまりに面白かったからだそうです。2014年12月から2019年1月にかけて行われた取材の中で、最前線を走る天才たちの心の動きも取り上げられています。やっぱりヒトが一番面白いのかも知れませんね。藝祭に行ってみたくなりました。
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2018

10

30

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僕が殺しました×7.二宮敦人



藤宮亮は恋人であるリエを殺害してしまった。その後に入ったホテルで目を覚ますと、6人の男女の待つ会議室のような場所に連れて行かれた。その全員が自分がリエを殺害したと言い、何故リエを殺害したかを告白し始める。誰がリエを殺害したのか。誰がこの会場を準備したのか。謎が深まる中、閉じられた会場で次々とリエの姿が明らかになっていく。

藤宮亮が見ていたリエは本当に一面だけだったことが、次から次への自白大会で明らかになります。誰もがリエを殺害したと告白し、その話の筋も通っている。しかし、自分がリエを殺害したことは自分でわかっているのです。リエが何故そんな行動に出たのか、誰がこのミーティングを何の目的で開催しているのか。亮も読んでいるワタクシも混乱します。メタ過ぎて何もすっきりしないまま終わる感じですが、多分これはこれでいいのでしょう。

2018

07

14

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最後の医者は雨上がりの空に君を願う.二宮敦人



とあるチャラ男の死/とある母親の死/とある医師の死

重度のアレルギー反応を持つ桐子。少年時代は入退院を繰り返し、命を脅かされていた。そこで出会った末期癌患者が、桐子の諦めきった心を確実に変えた。一方、福原は幼い頃に母を癌で亡くしていた。末期癌でありながら絶対に治ると信じていた母の姿は、彼の心に何かを残した。そして、彼らはまた「とある医師の死」に挑むことになる。

今回も患者を挟んで二人がぶつかり合います。前作は友人の死に対して50:50の立場でしたが、本作は福原に負荷が多い気がします。二人のどちらかが間違っているということではなく、考え方の違いだと思っていますので50:50のぶつかり合いが見たいです。でも、こういう系の究極の最後のって、どちらかが……な時ですよね。。

2018

06

06

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最後の医者は桜を見上げて君を想う.二宮敦人



とある会社員の死/とある大学生の死/とある医者の死

地域基幹病院、武蔵野七十時病院。病と戦い、勝つことに信念を燃やす外科医・福原と、死に様を自ら選ぶべきであるという信念を持つ桐子。桐子が面談をすると患者は治療を拒否する。院内の反感は募り、死神と呼ばれている。奇跡を諦めない福原は桐子と相容れず、退職に追い込むため動くが、音山は医療の為には二人が協力し合うべきだと主張する。

筆者の追割れるように迫ってくるミステリを読んでいたので、本書も医療ミステリだと思っていました。ですが、勘違いでした。泣けます。三編とも泣けてしまいます。年のせいでしょうか。

福原雅和:副院長、天才的な外科医、命を救うことに執念を燃やす
桐子修司:皮膚科医、通称・死神、死に方は患者が選ぶという信念を持つ
音山晴夫:内科医、二人の同級生、自分のあるべき姿を模索している

2015

07

16

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四段式狂気.二宮敦人



女子高生のマユリは、ストーカーと父親の異様なまでの束縛で悩んでいた。だが、マユリは病気であり、これから毎日、医師が往診に来ると父親は言う。医師のカウンセリングで快方に向かう一方、ストーカー行為はエスカレート。医師の見送りと鉢合わせする。しかし、それは新たな狂気の幕開けだった。

マユリ、父親、ストーカー、視点を変えると誰もが怪しい。中心となる正気はどこなのか。想定外の展開もありましたが、最後は意外とシンプルでした。

2013

12

07

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正三角形は存在しない.二宮敦人



霊能数学者・鳴神佐久に関するノート

正三角形の存在議論と、霊の存在議論との同質性について/一つ目小僧の目はどこにあるかに関する議論と集合論の関係性について/憑依霊の存在と、その合理的な解決について/その後について/追記:その後に残された論理的に解けない問題について

霊感ゼロの女子高生カナは霊が見たい一心で、霊感があると噂のクラスメイト鳴神雄作に近づく。親友のメイコからの情報だったが、さらに雄作の兄・佐久も強い霊感を持つと聞き、佐久の大学まで押し掛ける。カナの態度に引き気味な雄作とは対照的に、佐久は霊を呼び寄せる「片化粧」を教えてくれたのだが…。

連作短編のタイトルというよりは章のタイトルだと思いますが、本作の方向性がよくわかるので長いながらも上げてみました。鳴神家は代々拝み屋で、事例が蓄積されるうちに対処法が体系だてられ、一つの学問となっています。それは、他の学問もそうですが、神道や密教などで霊に対処する作品は沢山あります。本作は、鳴神家は和算家で数学の技法を応用して拝み屋をやってきたと・・・なので、このタイトルなのでした。

2013

03

05

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夜までに帰宅.二宮敦人



20年前に発生した世界的エネルギーショックで電力危機に陥った日本は、夜間の電力供給を停止する「夜」制度を導入した。結果として通信や交通、警察や医療機関までもが機能せず、夜間外出が禁止となった。だが試験の最終日、アキラはクラスメイトに誘われ、「夜」遊びに参加する。だが、「夜」に潜む「何か」に追われ、また一人命を落としていく。

夜間外出禁止の禁を破る高校生たち。彼らはそこで思いもよらない「何か」に追われて次々と命を落とします。「何か」が何だということは、読んでからお決め頂くということで。色々なコワさが、最後まで詰まった一冊だと思います。

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