2018

06

03

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ため息に溺れる.石川智健



ため息に溺れてしまいました。それが蔵元指月の遺書だった。27歳、医師。
児童養護施設で育ち、1年前に立川市の名家である蔵元家当主の孫・舞子と
結婚している。腹部を一度刺してから頚動脈を切った。疑問は残るものの、
警察は自殺と結論を下す。だが、舞子は再調査を警察に願い出る。蔵元家の
力は警察にも及び、羽木薫は専従捜査員として死に隠された真実を追う。

指月は自殺なのか他殺なのか。自殺ならばその理由、他殺ならばその犯人。
名家といえど、自殺で片付いているものを再調査させられるものなのか?
という疑問はありますが、薫と指月が交互に視点人物になりつつも、薫が
気付かないところは指月も語らず、微妙なラインで最後まで重く行きます。
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2018

05

16

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60 ー誤判対策室ー.石川智健



六十年/六十の壁/刑事訴訟法第六〇条/六十兆個の細胞/
六十分/刑事法六〇条

誤判対策室:死刑が確定した死刑囚が拘置所で無罪を訴え続けている
場合に、事件を再調査する組織。刑事・弁護士・検察官で構成される。

定年退職を控えた刑事・有馬は、冤罪を仄めかした客の話を入手した。
自らの贖罪のため、誤判対策室を巻き込み調査を始める有馬だったが、
本人の協力が得られない。弁護士の世良、検事の春名も各々の立場を
活かして調査するも、刑執行の時間が迫る。

全く違う職種が集まる誤判対策室。その架空の組織が無理なく展開し
真相に迫る。と思いきや、新しい展開です。どんでん返しになるんで
しょうか。続編が出るとしたら、どこから始まるか興味があります。
長編は章まで書かないのですが、本作は拘りがあるようなので記載。

有馬英治:定年退職間際の刑事
世良章一:叩き上げの掲示に憧れる弁護士、少しズレている
春名美鈴:起訴した三件が連続して無罪判決となった検事

2016

10

31

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エウレカの確率 よくわかる殺人経済学入門. 石川智健



向山製薬コンプライアンス課の課長である玉木は、食堂に貼られた告発文書を
調査していた。閑職である希少疾病第二研究部門で、人体実験が行われている
という内容だ。玉木が当該部門に日参し面談を進める中、研究員が自宅で死亡。
事件性なしと判断された一ヵ月後、警視庁から、特別捜査官が再調査に訪れた。
彼の名は伏見真守、経済学という客観的立場で真実を暴くという。

シリーズ二作目は製薬会社が舞台です。玉木は上司命令で伏見に張り付きます。
理系の研究員の個性の強さに胃を痛める玉木ですが、その研究員達を振り回す
伏見に更に翻弄されます。伏見の益々立ったキャラが玉木には良薬だったのか、
どんよりした最後を爽やかに〆てくれます。

エウレカの確率シリーズ情報: 経済学捜査員 伏見真守. よくわかる殺人経済学入門. 

2016

06

19

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エウレカの確率. 石川智健



経済学捜査員 伏見真守

川崎市高津区で起きた連続殺人事件。発覚から一ヶ月が経ち、捜査本部に
科学警察研究所・プロファイラ―の盛崎と、経済学者の伏見が増員された。
伏見は全殺人事件の三分の一にあたる合理的殺人の解決に自分は有効。
本件で最大の利益を得た人間を探し出し、追求するために来たという。

殺人事件と経済学。殺人を犯すことはリスクが高いが、そのリスクを上回る
利益を得られる場合はリスクを選ぶ者もいる。そう言われると確かに殺人と
経済学はリンクするかも知れません。伏見の分析は実のところ難解ですが
面白く、日頃の怠惰な姿勢が問われるようでシャキッとなります。

エウレカの確率シリーズ情報: 経済学捜査員 伏見真守. 

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