2020

03

01

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この色を閉じ込める.石川智健



立川警察署管内で女性の死体が発見された。羽木薫は赤川と共に臨場し急性心臓死を裏付ける形跡を確認、事件性は無かったが彼女の彼女の日記を赤川が持ち帰ってしまう。その日記には息子の成長が書き綴られていたが、彼女の子供は10年前に死亡届が出されていた。薫は赤川に誘われ、休日に彼女が結婚生活を送っていた二壮村を訪れた。カリバニズムによって豪族の侵略から逃れた噂を持つ村の閉ざされた空気、二人の滞在中に殺人事件が発生する。

前作がどんよりしておりシリーズにならないのではと思っていましたが、なんと続編です。タイトルが似ているなと思って解説を読んだらシリーズ2作目でした。赤川の記憶がないのですが、流れ読むと登場していたのでしょう。前作は自殺か他殺か、本作はミステリかホラーか、振り幅激しいです。

シリーズ情報:ため息に溺れる.この色を閉じ込める.
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2020

01

28

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本と踊れば恋をする.石川智健



本と踊れば秘密が解かれる/本と踊れば執着する/本と踊れば恋をする

高校生の十屋龍之介は古書の売買で利ザヤを稼ぐセドリをしている。父が遺した蔵書が思いがけず高く売れたのが切っ掛けだ。ある日、小さな看板を見つけ入った古書店で、店主の朝香裕也と古書探偵・深町吟子と出会う。「盗まれた本を捜し出した冊数だけ、帰真堂の本を無料でやる」という朝香の提案で、十屋は古書の世界にのめり込んでいく。(本と踊れば秘密が解かれる、より)

著者は理系かと思いきや、文系バリバリの古書の世界を書くなんて何と守備範囲が広いのでしょう。十屋の謎は解かれましたが、朝香はまだまだ謎に包まれたままです。この方はてっきり理系と思っておりましたが、いきなり古書もいくんですね。

十屋龍之介:高校生、「セドリ」をして利ザヤを稼ぐ歴1年余り
朝香裕也:古書店「帰真堂」主人、稀覯本を収集する贋作師
深町吟子:日本古書籍商協会防犯対策室長、二代目「古書探偵」

2019

07

15

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第三者隠蔽機関.石川智健



不祥事、もみ消します/二つの不正/酸っぱい葡萄

スーパーコンピューターを駆使し、不祥事を速やかに察知、外部に漏れる前に処理するアメリカの諜報企業リスクヘッジ社。度重なる不祥事にK庁は、ついに組織の監視を第三者機関であるリスクヘッジ社に依頼する。監察官の和久井はリスクヘッジ社の起用に疑問を持ち、リスクヘッジ社より先に不正を暴こうとするのだが。。。

リスクヘッジ社が行なっているのは、監視ではなくもみ消しではないか?敵対関係となった監察官の和久井は、リスクヘッジ社がもみ消す前に不正を挙げるため、雑誌記者の鮎川と手を組みます。この勝負どちらが勝つのでしょうか。緊迫感の中にどんでん返しもあり、楽しめます。「もみ消しはスピーディに」を文庫化にあたり改題、加筆・修正。

近衛怜良:リスクヘッジ社K庁担当
和久井勝也:K庁長官官房監察菅室監察官
鮎川譲:出版社最大手時代社雑誌記者

2018

06

03

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ため息に溺れる.石川智健



ため息に溺れてしまいました。それが蔵元指月の遺書だった。27歳、医師。児童養護施設で育ち、1年前に立川市の名家である蔵元家当主の孫・舞子と結婚している。腹部を一度刺してから頚動脈を切った。疑問は残るものの、警察は自殺と結論を下す。だが、舞子は再調査を警察に願い出る。蔵元家の力は警察にも及び、羽木薫は専従捜査員として死に隠された真実を追う。

指月は自殺なのか他殺なのか。自殺ならばその理由、他殺ならばその犯人。名家といえど、自殺で片付いているものを再調査させられるものなのか?という疑問はありますが、薫と指月が交互に視点人物になりつつも、薫が気付かないところは指月も語らず、微妙なラインで最後まで重く行きます。

シリーズ情報:ため息に溺れる.

2018

05

16

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60 ー誤判対策室ー.石川智健



六十年/六十の壁/刑事訴訟法第六〇条/六十兆個の細胞/六十分/刑事法六〇条

誤判対策室:死刑が確定した死刑囚が拘置所で無罪を訴え続けている場合に、事件を再調査する組織。刑事・弁護士・検察官で構成される。

定年退職を控えた刑事・有馬は、冤罪を仄めかした客の話を入手した。自らの贖罪のため、誤判対策室を巻き込み調査を始める有馬だったが、本人の協力が得られない。弁護士の世良、検事の春名も各々の立場を活かして調査するも、刑執行の時間が迫る。

全く違う職種が集まる誤判対策室。その架空の組織が無理なく展開し真相に迫る。と思いきや、新しい展開です。どんでん返しになるんでしょうか。続編が出るとしたら、どこから始まるか興味があります。長編は章まで書かないのですが、本作は拘りがあるようなので記載。

有馬英治:定年退職間際の刑事
世良章一:叩き上げの掲示に憧れる弁護士、少しズレている
春名美鈴:起訴した三件が連続して無罪判決となった検事

2016

10

31

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エウレカの確率 よくわかる殺人経済学入門.石川智健



よくわかる殺人経済学入門

向山製薬コンプライアンス課の課長である玉木は、食堂に貼られた告発文書を調査していた。閑職である希少疾病第二研究部門で、人体実験が行われているという内容だ。玉木が当該部門に日参し面談を進める中、研究員が自宅で死亡。事件性なしと判断された一ヵ月後、警視庁から、特別捜査官が再調査に訪れた。彼の名は伏見真守、経済学という客観的立場で真実を暴くという。

シリーズ二作目は製薬会社が舞台です。玉木は上司命令で伏見に張り付きます。理系の研究員の個性の強さに胃を痛める玉木ですが、その研究員達を振り回す伏見に更に翻弄されます。伏見の益々立ったキャラが玉木には良薬だったのか、どんよりした最後を爽やかに〆てくれます。

シリーズ情報:経済学捜査員 伏見真守.よくわかる殺人経済学入門. 

2016

06

19

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エウレカの確率.石川智健

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経済学捜査員 伏見真守

川崎市高津区で起きた連続殺人事件。発覚から一ヶ月が経ち、捜査本部に科学警察研究所・プロファイラ―の盛崎と、経済学者の伏見が増員された。伏見は全殺人事件の三分の一にあたる合理的殺人の解決に自分は有効。本件で最大の利益を得た人間を探し出し、追求するために来たという。

殺人事件と経済学。殺人を犯すことはリスクが高いが、そのリスクを上回る利益を得られる場合はリスクを選ぶ者もいる。そう言われると確かに殺人と経済学はリンクするかも知れません。伏見の分析は実のところ難解ですが面白く、日頃の怠惰な姿勢が問われるようでシャキッとなります。

シリーズ情報:経済学捜査員 伏見真守. 

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