2018

12

21

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雪山の檻.周木律



ノアの方舟調査隊の殺人

創世記、ノアの方舟が辿り着いたとされる現トルコ共和国の東端アララト山。海抜5000メートルを超えるこの山の頂上近くに衛星写真が捉えた人工物を探索するため、考古学者を中心にポーターも含めた8人の調査隊が組まれた。高地順応の最中、資金提供を受ける財団から派遣された考古学者が滑落死する。そして悪天候の中、第二キャンプに足止めされた調査隊は殺害されていく。

忘れることがないという驚異的な記憶力を持つ一石が、もう語る語る語る。途中で対象の名前を呼びながら語るのも共通点がありますね。堂シリーズも語ってはいますが、数学の合間に警察も入るので全体の三分の一もないと思います(個人の感想です)。こちらは閉じられた場所であることと扱うものが違うことなどもあり、半分以上は一石が語っている気がします。

アールダーの方舟の改題
森園アリス:プロジェクトの記録をするカメラマン
一石豊:プロジェクトの鑑定家として参加する、万能の天才ともいえる数学者
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2018

12

12

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教会堂の殺人.周木律



Game Theory
2007

伽藍堂の事件に関わった数学教授と新聞記者、彼らが相次いで死体で発見された。宮司は彼らが命を落とした教会堂に向かう。善知鳥神、百合子も続けて教会堂を訪れ、そこで展開する死のゲームに自らの命を賭けていく。真理を知りたければ人は常に賭けをしなければならない。そして、十和田。彼は教会堂の守り人と名乗る。

衝撃の終わり方です。ここまでする必要があるのか、数学って恐ろしいと思います。。。ワタクシ如きには最後が全く読めないのですが、願わくばまたお会いしたい。

十和田只人:放浪の数学者
善知鳥神:天才数学者
宮司司:警察庁刑事局警視
宮司百合子:その妹、大学院生

沼四郎:建築家、初作では驫木煬
藤衛:天皇と称される数学者

堂シリーズ情報:眼球堂の殺人双孔堂の殺人五覚堂の殺人伽藍堂の殺人.教会堂の殺人.

2018

11

17

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伽藍堂の殺人.周木律



Banach-Tarski Paradox
2000.07

藤衛主催のリーマン予想の講演会に招待された百合子。場所は沼四郎設計の伽藍島と聞いた宮司は無理矢理同行し、只野や善知鳥神と再会する。その夜行われた講演会の伽堂と藍堂で講演した二人の演者が、移動不可能な状況で伽堂で上下串刺しにされた状態で発見された。それぞれの思いを秘め、事件の謎を解く。

もはや数学の話は理解しようとは思っていません。妄想していた方向とは角度をかなり変えてきたように感じます。宮司兄妹のもしかしてはやはりになりました。反対に十和田の位置が全く見えなくなりました。過去の時間は語られず、ただ繋がりは強く意識される展開です。本シリーズの折り返しとのことですが、ゴールはどこなんでしょう。

十和田只人:放浪の数学者
善知鳥神:天才数学者
宮司司:警察庁刑事局警視
宮司百合子:その妹、大学院生

沼四郎:建築家、初作では驫木煬
志田幾郎:医師・数学者を経て哲学者、五感の哲学者とも

堂シリーズ情報:眼球堂の殺人双孔堂の殺人五覚堂の殺人.伽藍堂の殺人.

2018

07

29

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暴走.周木律



森の中の腐乱死体は随所に酷い拷問の痕跡があった。口腔内に隠された
紙片には「hf」の二文字。石倉はその意味する事を探るが、化学工場の
事故の前線基地での指揮を任される。一方、化学工場の警備員・島浦は
命の危機に晒されながらも、石倉と共に原因究明に動き出す。

過去のある二人が事故を機に友情を取り戻す。他の作品にもこんな感じ
的なものがありました。スジの通った友情モノは嫌いでありません。

石倉直:千葉県警捜査一課係長、警部
島浦正人:化学工場警備員、石倉の元同僚

2018

04

15

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五覚堂の殺人.周木律



Burning Ship
2000.04

沼四郎が設計した志田家の別荘、五覚堂。百合子は同じゼミに所属する同級生
志田悟と訪れる。そこで、悟の祖父の遺言状が通知され、殺人事件が発生した。
その事件の映像を、十和田は善知鳥神から五覚堂で見せられる。一方、宮司は
過去の志田家の事件から導かれ、五覚堂を目指す。過去の事件に二人は挑む。

百合子は五覚堂の事件現場に、十和田は五覚堂で過去の事件映像を見せられる、
宮司は23年前の事件から五覚堂を目指すよう仕組まれる。善知鳥神が背後から
全てを操っているのは明白ですが目的はわかりません。宮司兄妹が理由もなく
巻き込まれているのではなく、間違いなく過去に理由がありそ、や、あります。
2014年に刊行された本作を2000年になぜ設定したのか。そこも絡みますかね。

十和田只人:放浪の数学者
善知鳥神:天才数学者
宮司司:警察庁刑事局警視
宮司百合子:その妹、大学院生

沼四郎:建築家、初作では驫木煬
志田幾郎:医師・数学者を経て哲学者、五感の哲学者とも

堂シリーズ情報:眼球堂の殺人双孔堂の殺人.五覚堂の殺人.

2018

03

31

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双孔堂の殺人.周木律



Double Torus
1999.09

Y湖畔に建てられたダブル・トーラスと呼ばれる建造物。美術館として
設計された鍵様のそれは、日本数学界の伝説・降脇の私邸となっていた。
そこに滞在する十和田を訪ねた警察庁キャリア・宮司だったが、到着時、
降脇は殺害され、十和田が容疑者として連行されるところだった。

前作とは変わって、新キャラクター宮司司の視点で話は進んでいきます。
数学的な十和田語りは変わらずですが、警視庁キャリア視点なのでそこ
謎解きスタンダードでいい感じでした。十和田も宮司のこと認めつつも
奇人ぶりは更新されており、今後の役割分担がみえる展開でした。

十和田只人:放浪の数学者
善知鳥神:天才数学者
宮司司:警察庁刑事局警視
宮司百合子:その妹、大学院生

堂シリーズ情報:眼球堂の殺人.双孔堂の殺人.

2018

03

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CRISIS.小説/周木律 原案/金城一紀



公安機動捜査隊特捜班

凶悪事件の初動捜査を担当する警視庁公安機動捜査隊特捜班。通称特捜班。
午後6時、39階建てのホテルが武装集団に占拠された。ライフルやロケット
ランチャーも所持、既に警備員が射殺されているという。特捜班への指示は
短時間での犯人全員の確保、または殲滅を完全秘密裏に行うことだった。

捜査一課と絡みながら難事件の解決に挑む特捜班。シリーズ3回目くらいの
置いてかれ感があります。設定が説明されずに初回から置いていくタイプの
話は好きなのですが本作は微妙な置いてかれ感があります。特捜班の面子も
政治的背景に置いていかれているので、共感が生まれました。

稲見朗:元自衛官、巡査部長
田丸三郎:公安叩き上げ、巡査部長、
吉永三成:特捜班班長、元捜査一課刑事
大山玲:紅一点、ハッカー、巡査部長
樫井勇輔:元第八機動隊爆発物処理班、爆発物と毒物の専門家、巡査部長

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