2017

08

16

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誘神. 川崎草志



中学を卒業した柊一は両親を相次いで亡くし、一人父からツゲサンを継ぐ。
一方、幼い頃に母を亡くし、父・保と弟・大樹の三人で暮らす大学生の沙織。
安曇は「文明の終焉」「ヒトの終焉」を、妻と子を殺害された前後に上梓した。
東南アジアで新型インフルエンザが拡大し、沙織は家族と共に母の生家に
疎開することにしたのだが、その隣村から日本第一号の発症疑いが。

前作の二年後(炭疽菌騒動が前作なのであれば・笑)のようです。疎開先は
柊一の隣村。安曇は柊一を訪問し、沙織達は疎開途中で柊一と出会います。
全く別のこの三要素は一つの物語となったかというと、今まだという感じです。
出会ってはいるのですが、まだまだ絡みが浅く、今後に期待です。

シリーズ情報: 疫神. 誘神. 
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2016

12

25

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疫神. 川崎草志



春、長野県。年少の桂也は青い服を着たものと赤い服を着たものが見える。
春、ケニア。CDCの研究員エミリーはオレンジカビの感染症と戦っていた。
春、奥多摩。二海は「あの人」を避けるため、ひっそりと家族で暮らしていた。
ケニアから戻り、オレンジカビの研究を続けるエミリーに届いた向井の論文。
向井を探すエミリーが日本で見たものは?

桂也が見えるもの二海が感じるものは、霊能力なのか超能力なのか。また、
そこに絡むCDCと謎の感染症。これはどんな融合なのでしょう。3つの話が
最後に繋がります。途中心が痛いところもあり、最後も幸せ溢れるわけでは
ありませんが、現実と希望の比率が好きな終わり方でした。

2015

04

23

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弔い花. 川崎草志



江戸時代の末に早瀬の有力者たちから一家心中に追い込まれ、ただ一人の生き残った敬次郎。
彼は有力者の一族に仕掛けを施し、三つの屋敷は断絶した。残る三つの屋敷の一つ、東屋敷の
紫苑が殺害された。東家にただ一人残った祖父の芳春から、島屋敷の汐路は犯人探しの依頼を
受ける。時同じくして暴露本が出版され、早瀬狩りが勃発する。汐路は早瀬を守れるのか。

前作「呪い唄」から3年後の話になります。過去何代かと現在を繰り返しながら、クライマックスに
向かいますが、特に昭和20年と現代の状況は重なるところが多く、緊迫感が高まります。汐路の
もと上司・石丸と早瀬、敬次郎との関係、石丸の思いが明らかになります。完結編です。

シリーズ情報: 長い腕. 呪い唄. 弔い花. 

2012

12

10

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呪い唄. 川崎草志



江戸時代の末に早瀬の有力者たちから一家心中に追い込まれ、ただ一人の生き残った敬次郎。
彼は晩年、有力者の一族にある仕掛けを施した。その時を越えた呪いに、いとこの命を奪われた
汐路は、敬次郎の仕掛けた罠をみつけるために早瀬に戻る。有力者の娘の遺品からみつかった
鶴と亀が逆さに描かれた鋳物、祠の中の逆さの亀の置物。敬次郎のかごめ唄に込められた符号、
流行り始めたかごめ唄、早瀬に仕掛けられた呪いの罠を、汐路は解くことができるのか。

前作「長い腕」から数ヶ月後の話になります。嘉永元年、慶応四年、大正十二年、昭和二十年、
二十年前、三日前。秒読みのように早瀬に戻った現在の汐路の時に迫っていく、様々の場面が
プロローグとなり、汐路を中心とした現在の早瀬と若き日の勝海舟を中心とした江戸で、交互に
話が進んでいきます。そして、どちらも時代にも「かごめ唄」が流行りつつある背景があるのです。
これほどがっつり続編とは思っていなかったので、読み始めてから何度も、前作の最後を覚えて
いないことを後悔しました(涙)。前作の余韻の中に、時を越えた呪い唄にゾクゾクして頂きたい。

シリーズ情報: 長い腕. 呪い唄.  

2010

04

21

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長い腕. 川崎草志



ゲーム制作会社に勤務する島汐路は、転落死した同僚を目撃し衝撃を受ける。八歳の時に
無理心中して崖から転落した両親の姿とを重ねたのだ。その夜、故郷の姉から電話が入り、
空港のパニック事故や女生徒が猟銃で同級生を射殺した事件などを聞き、事件の発生率が
高いことを調べた。そして、同僚と女生徒が、同じキャラクターグッズを身に着けていることに
気付き、故郷に戻って事件の調査を始める。やがて辿りつく、ケイジロウとは・・・。

筆者が実際にゲーム制作会社に勤務されているようで、業務の描写やパソコンを使っての
調査など、リアリティがあります。ネタバレになるので具体的には書けませんが、大好物の
ミステリとホラーの融合かと思いきや、最後は微妙。謎解きに、他の流れが入ってしまった
というか、盛り込みすぎたというか、個人的にはもう少しすっきりした終結が好みでした。

シリーズ情報: 長い腕. 

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