2020

02

24

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悪徳の輪舞曲.中山七里



30年ぶりに妹が御子柴を訪れた。再婚相手の殺害容疑で逮捕された母の弁護依頼だった。御子柴は母の30年を調査する中で加害者家族として過ごした日々を聞き取っていくが、第二回公判で父の自殺の状況が本件と酷似していることが検察側から証言され、法廷は不気味な静寂に支配された。

加害者家族として迫害された30年の憎悪を御子柴にぶつける妹。つかみどころがない母に冷静に対応できない御子柴。自殺を偽装した殺害が再犯かも知れないという可能性。多くが絡みますが、淡々度合いは完璧と思いました。

シリーズ情報:贖罪の奏鳴曲追憶の夜想曲恩讐の鎮魂曲.悪徳の輪舞曲.
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2019

11

09

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秋山善吉工務店.中山七里



自宅が全焼し父を亡くした秋山雅彦と太一は、母・景子と共に父の実家である秋山善吉工務店に同居することになった。祖父の善吉は昔気質の大工の棟梁、雅彦も景子も苦手であったのが寄り付かなかった理由だった。一方、刑事の宮藤は秋山家の火災原因を捜査していた。狙いは秋山家の家族だ。太一・雅彦・景子が直面した問題を鮮やかに解決した善吉は、工藤の前にも立ちはだかる。

鉄板の流れで話が進みます。そして、なんとここで「スタート!」で、兄の映一が映画監督をしている撮影現場に捜査に訪れていたイケメン刑事・賢次が登場しています。しかも桐島班ということは、犬養のいる麻生班とも近いですし。映画監督と作家も繋がりますし。勝手に想像しています。

秋山雅彦:中学生
秋山太一:小学4年生
秋山善吉:その祖父、大工の棟梁
宮藤賢次:警視庁刑事部捜査一課桐島班刑事、後に警部
宮藤映一:賢次の兄、映画監督

2019

10

28

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ヒポクラテスの憂鬱.中山七里



墜ちる/熱中せる/焼ける/停まる/吊るす/暴く

埼玉県警は県下で発生する自然死・事故死における企みを見極めろ。私の名前はコレクター、修正者である。
県警のホームページの掲示板に書き込みがされた。日本の解剖の現状に不満を持つ者の書き込みか?県警の古手川が浦和医大法医学教室を訪ねたところに、アイドルがステージから転落死した事例について言及したコレクターのコメントが書き込まれた。遺体の解剖と再調査の先に死が暴かれる。(墜ちる、より)

渡瀬警部と光崎教授の凄さが多方面から書かれた本書です。古手川もまぁこうなるでしょう的に安定しています。武闘派のヤクザを更に不機嫌にしたような面相とは渡瀬警部に初めて会った時の真琴の感想です。ドラマになったら誰がここまでを表現できるのでしょうか。

光崎藤次郎:浦和医大法医学教室教授
キャッシー・ペンドルトン:同准教授
栂野真琴:同研修医
古手川和也:埼玉県警刑事部捜査一課、刑事
渡瀬警部:古手川の上司
刑部:さいたま地検検察官

シリーズ情報:ヒポクラテスの誓い.ヒポクラテスの憂鬱.

2019

05

19

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ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人.中山七里



医師に父を殺された。悪いお医者さんが来て、お父さんを殺しちゃった。八歳の少年の通報により、犬養は明日香を伴い葬儀場を訪れた。母子の証言の齟齬に犬養は司法解剖の手続きを進め、塩化カリウム製剤の注射によって殺害された可能性ありという結果が出た。犬養は少年の母親から〈ドクター・デスの往診室〉というサイトから依頼したと証言を得た。安楽死を20万円で請け負うドクター・デスを追うため、犬養は病身の娘を囮にする。

また重い話題を持って来ました。医療と倫理と法律とその他絡み合っており、多くは語れません。犬養と娘・沙耶香との距離が近くなってきている、というか彼女が歩み寄ってきていると感じますが、犬養は気付いているのでしょうか。シリーズ一作目があれな感じだったのでスルー気味でしたが、犬養が重病の娘を持つ父親であり警察官であることは重要項目だったんですね(遅)。「切り裂きジャックの告白」は犬養と古手川のテーマの融合だったのかも。

刑事犬養隼人シリーズ:切り裂きジャックの告白七色の毒ハーメルンの誘拐魔 .ドクター・デスの遺産. 
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補、主人公
高千穂明日香:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、犬飼の部下
葛城:桐島班
蔵間:東大本郷キャンパス法医学教室准教授

2019

02

10

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作家刑事毒島.中山七里



ワナビの心理試験/編集者は偏執者/賞を獲ってはみたものの/愛瀆者/原作とドラマの間には深くて暗い川がある

出版社を退職しフリーになった百目鬼は小説すめらぎ新人賞の下読みを担当するようになった。だが、原稿一枚読むだけで頭痛がしてくる程の原稿を読み、評価シートを記入した。その百目鬼の刺殺死体が発見された。酷評されて逆恨みしている3人の参考人に事情聴取した後に明日香に出た指示は、一昨年退官した後に刑事技能指導員として再雇用されている作家・毒島に参考意見を聞いて来いというものだった。

出版業界に関わる事件が発生し、現在はその業界に身を置いている毒島に調査協力を依頼します。毒島の捜査協力は犬飼をして「折角鎮まった災厄をまた召喚したようなもの」なのだそうですが、業界の事情聴取で既に疲弊した刑事たちは、かつての後輩であった麻生もトレーニーだった犬飼も極力接触を避けるため、明日香を派遣することで折り合いをつけます。犬飼贔屓のワタクシとしては毒島が犬飼を評価していること、犬飼が毒島の人間性が受け入れられないことなどが伝わってきてツボです。数あるシリーズの中から選んで頂いて感謝?しています。

毒島真理:神田神保町に仕事場を持つ、技能指導員、元犬養のトレーナー役であり麻生の先輩
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補
高千穂明日香:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、犬飼の部下
御厨:検死官

2018

09

21

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恩讐の鎮魂曲.中山七里



御子柴の過去が暴かれ依頼は激減、事務所の移転を余儀なくされた。そんな折、御子柴の担当教官だった稲見が入所していた特別養護老人ホームで介護士を殺害したという記事を読む。御子柴は強引な手を使い恩師の弁護士となったが、稲見は犯した罪を逃れる気はないと言い、裁判で一番の障壁となっていく。

弁護士を続けられるのかどうなるのかと気を揉みましたが、広域暴力団の顧問弁護士依頼でなんとか食い繋がそうです。今回、御子柴は恩師の為に奔走しますが、弁護はいらないという稲見に、最後に御子柴がどう決着をつけたか。そこが変に感傷的でなくて良いですね。そして、渡瀬さん少し登場します。御子柴に有益な情報を投げて、ただの野次馬根性からに決まっているだろと電話を切りますw

御子柴礼司シリーズ情報:贖罪の奏鳴曲追憶の夜想曲.恩讐の鎮魂曲.

2018

04

03

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嗤う淑女.中山七里



美しい蒲生美智留。中学の同じクラスに転入してきたのは酷いいじめを受ける日々を過ごしていた野々宮恭子の従姉妹だった。いじめの標的が美智留に移るが、彼女は鮮やかに手を打った。その後、恭子を病からも救い、長じた美智留は生活プランナーとして次々に人の運命を狂わせる。

美智留という恐ろしい女性に、登場人物全てが翻弄されています。多分。麻生は犬養刑事の上司だったと思うのですが今回は犬養刑事は登場せず。その理由は勝手に想像し、最後は成程と思いました。

覚書:
麻生:警視庁捜査一課
御厨:検視官
高殿:警視庁捜査一課桐島班 
宝来:弁護士 

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