2018

04

03

コメント

嗤う淑女.中山七里



美しい蒲生美智留。中学の同じクラスに転入してきたのは酷いいじめを
受ける日々を過ごしていた野々宮恭子の従姉妹だった。いじめの標的が
美智留に移るが、彼女は鮮やかに手を打った。その後、恭子を病からも
救い、長じた美智留は生活プランナーとして次々に人の運命を狂わせる。

美智留という恐ろしい女性に、登場人物全てが翻弄されています。多分。
麻生は犬養刑事の上司だったと思うのですが今回は犬養刑事は登場せず。
その理由は勝手に想像し、最後は成程と思いました。

覚書:
警視庁捜査一課 麻生
御厨 検視官
警視庁捜査一課桐島班 高殿
弁護士 宝来
スポンサーサイト

2018

03

13

コメント

アポロンの嘲笑.中山七里



福島県警石川警察警察署刑事課に殺人事件の報が飛び込んできたのは、
大震災の5日後だった。駐在所の巡査により被疑者は確保されていた。
だが移送中の激しい余震で被疑者は逃亡。仁科は逃亡した加瀬を追う。
加瀬にはどんな過去があり、どこに向かっているのか。

2018

01

04

コメント

ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人.中山七里



記憶障害を患う15歳の少女、香苗が神楽坂で姿を消したその場所には、
ハーメルンの笛吹き男の絵葉書が残されていた。更に飯田橋でも医師の
娘、亜美が同様に姿を消す。両者の共通点、それは子宮頸がんワクチン。
記憶障害はワクチンの副反応だとブログを公開している香苗の母。方や
亜美の父はワクチン推進派の医師。犬養は両端ではあるがその共通点を
見過ごせない。だが、更に誘拐事件の被害者は増えていく。

犬養のジャンルは、特に医療に焦点を当てた社会派小説なのでしょうか。
犯人像は予想のつく結果ですが、背景と角度をこう選んだかと唸ります。
難しい問題が軸になりますが、犬養の姿勢が常に示されているので成立
している気がします。彼のスタンスはなかなか真似出来ません。

刑事犬養隼人シリーズ: 
切り裂きジャックの告白七色の毒.ハーメルンの誘拐魔 . 
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補、主人公
葛城:桐島班

2017

10

02

コメント

どこかでベートーヴェン. 中山七里



ショパン・コンクールで岬洋介が残した業績を聞いた鷹村亮は、彼と初めて
出会った高校2年生の春を思い出す。岬の才能を妬み、攻撃した同級生が
嵐の日に死体で発見された。容疑者となった岬は自らの容疑を晴らすため、
最初の事件に立ち向かい、鷹村もそれを微力ながら協力したのだ。

副題があるとしたら岬洋介最初の事件、でしょうか。2000年の春から秋に
かけて岐阜県立加茂北高校で名ばかりの音楽科に転校し、その才能故に
クラスで浮き、殺人容疑者になり憎まれ、人生の選択を余儀なくされる病に
襲われる。ワタクシなら挫ける、濃密な期間です。そこで鷹村がどう関わり、
鷹村がになったのか。それが本作一番のビックリでした。表題も深いなーと。

文庫化にあたり書き下ろされた短編では、父・岬恭平が主人公です。彼が
さいたま地検において対峙した御子柴礼司。洋介との生活が垣間見られ、
この世界のリンクがより楽しめます。

岬洋介シリーズ情報: 
さよならドビュッシー. おやすみラフマニノフ. いつまでもショパン. どこかでベートーヴェン. 

2017

09

09

コメント

月光のスティグマ. 中山七里



淳平は、麻衣と優衣の美しい一卵性双生児と幼少の頃から兄弟のように育った。
だが、どちらかが兄を殺害する現場を目撃してしまう。心の整理が出来ないまま、
朝を迎えた午前5時46分、神戸の街が激しく揺れた。15年後、東京地検特別捜
査本部の検事となった淳平は、対象の私設秘書である優衣と再会する。

警察小説ではないので、どう終わるんだろうかと思いながら読みました。予想外、
全くの予想外でしたが、好きな終わり方です。優衣を求めながらも常にある疑惑。
兄を殺害したのは、目の前にいるのはどちらなのか。捜査に乱れは生じないか。
多くの要素が絡み合い、ラストは一気に転がります。

2017

05

17

コメント

テミスの剣. 中山七里



台風の接近に伴う大雨の夜、埼玉県浦和市で不動産業の夫婦が殺害された。
刑事として配属されたばかりの渡瀬は、教育係の鳴海とともに被疑者・楠木を
確保、激しい取り調べの結果自白した翌年に拘置所で自殺した。それから5年、
渡瀬は別件で逮捕した迫水から、不動産夫婦の殺害自供を引き出す。楠木は
冤罪だった。そして24年後、出所した迫水が殺害された。

二部構成です。新人刑事の頃の渡瀬さんが、冤罪を明らかにするまでが一部。
そこには葛藤が、などと一言では言えない過程がありました。そして、24年後
迫水殺害を自分の事件だと犯人を追う渡瀬さん。「切り裂きジャックの告白」と
同時期に起こっている事件ですので、古手川と犬養さんがチラリと登場します。
退官前の高遠寺静、その他関係者もスタンスそのまま登場します。

渡瀬: 浦和署刑事、後、埼玉県警捜査一課刑事
高遠寺静: 東京高等裁判所判事、裁判長裁判官
恩田嗣彦: 東京高等検察庁検事

古手川: 埼玉県警渡瀬の部下
犬養: 警視庁一課麻生班刑事
葛城公彦: 警視庁一課麻生班刑事
高遠寺円: 静の孫

2016

09

20

コメント

ヒポクラテスの誓い. 中山七里



生者と死者/加害者と被害者/監察医と法医学者/母と娘/背約と誓約

法医学教室の一日目。浦和医大の研修医・栂野真琴は県警からの
遺体解剖要請のため臨場する。どうやら光崎教授は県警の古手川に
管轄内で既往歴のある遺体が出たら逐一報告するよう指示していた。
光崎が強引に解剖した凍死の遺体の真相は?(生者と死者、より)

今まで多くの作品に登場していた光崎教授が主役です。それに加え、
真琴の成長も描かれています。古手川はある程度出来上がっている
感じがしていて、年表としてはいつ頃なんでしょうか。音楽の時も思い
ましたが、この展開の法医学ミステリが書けるなんて何なんでしょう。

ヒポクラテスの誓い: 
医学の父ヒポクラテスがギリシャ神への宣誓文として謳ったもの。
キャッシーは患者を生者と死者に区別していないことを力説している。

光崎藤次郎: 浦和医大法医学教室教授
キャッシー・ペンドルトン: 同准教授
栂野真琴: 同研修医
古手川和也: 埼玉県警捜査一課刑事
渡瀬警部: 姿はありませんが、称賛の声多数ありw

プロフィール

シカフ

Author:シカフ
シカフ衛星Cへようこそ!

日本ブログ村

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

カレンダー

06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索フォーム

軽量 ページネーション

Designed by

Ad