2019

05

19

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ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人.中山七里



医師に父を殺された。悪いお医者さんが来て、お父さんを殺しちゃった。八歳の少年の通報により、犬養は明日香を伴い葬儀場を訪れた。母子の証言の齟齬に犬養は司法解剖の手続きを進め、塩化カリウム製剤の注射によって殺害された可能性ありという結果が出た。犬養は少年の母親から〈ドクター・デスの往診室〉というサイトから依頼したと証言を得た。安楽死を20万円で請け負うドクター・デスを追うため、犬養は病身の娘を囮にする。

また重い話題を持って来ました。医療と倫理と法律とその他絡み合っており、多くは語れません。犬養と娘・沙耶香との距離が近くなってきている、というか彼女が歩み寄ってくレていると感じますが、犬養は気付いているのでしょうか。シリーズ一作目があれな感じだったのでスルー気味でしたが、犬養が重病の娘を持つ父親であり警察官であることは重要項目だったんですね(遅)。「切り裂きジャックの告白」は犬養と古手川のテーマの融合だったのかも。

刑事犬養隼人シリーズ:切り裂きジャックの告白七色の毒ハーメルンの誘拐魔 .ドクター・デスの遺産. 
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補、主人公
高千穂明日香:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、犬飼の部下
葛城:桐島班
蔵間:東大本郷キャンパス法医学教室准教授
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2019

02

10

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作家刑事毒島.中山七里



ワナビの心理試験/編集者は偏執者/賞を獲ってはみたものの/愛瀆者/原作とドラマの間には深くて暗い川がある

出版社を退職しフリーになった百目鬼は小説すめらぎ新人賞の下読みを担当するようになった。だが、原稿一枚読むだけで頭痛がしてくる程の原稿を読み、評価シートを記入した。その百目鬼の刺殺死体が発見された。酷評されて逆恨みしている3人の参考人に事情聴取した後に明日香に出た指示は、一昨年退官した後に刑事技能指導員として再雇用されている作家・毒島に参考意見を聞いて来いというものだった。

出版業界に関わる事件が発生し、現在はその業界に身を置いている毒島に調査協力を依頼します。毒島の捜査協力は犬飼をして「折角鎮まった災厄をまた召喚したようなもの」なのだそうですが、業界の事情聴取で既に疲弊した刑事たちは、かつての後輩であった麻生もトレーニーだった犬飼も極力接触を避けるため、明日香を派遣することで折り合いをつけます。犬飼贔屓のワタクシとしては毒島が犬飼を評価していること、犬飼が毒島の人間性が受け入れられないことなどが伝わってきてツボです。数あるシリーズの中から選んで頂いて感謝?しています。

毒島真理:神田神保町に仕事場を持つ、技能指導員、元犬養のトレーナー役であり麻生の先輩
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補
高千穂明日香:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、犬飼の部下
御厨:検死官

2018

09

21

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恩讐の鎮魂曲.中山七里



御子柴の過去が暴かれ依頼は激減、事務所の移転を余儀なくされた。そんな折、御子柴の担当教官だった稲見が入所していた特別養護老人ホームで介護士を殺害したという記事を読む。御子柴は強引な手を使い恩師の弁護士となったが、稲見は犯した罪を逃れる気はないと言い、裁判で一番の障壁となっていく。

弁護士を続けられるのかどうなるのかと気を揉みましたが、広域暴力団の顧問弁護士依頼でなんとか食い繋がそうです。今回、御子柴は恩師の為に奔走しますが、弁護はいらないという稲見に、最後に御子柴がどう決着をつけたか。そこが変に感傷的でなくて良いですね。そして、渡瀬さん少し登場します。御子柴に有益な情報を投げて、ただの野次馬根性からに決まっているだろと電話を切りますw

御子柴礼司シリーズ情報:贖罪の奏鳴曲追憶の夜想曲.恩讐の鎮魂曲.

2018

04

03

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嗤う淑女.中山七里



美しい蒲生美智留。中学の同じクラスに転入してきたのは酷いいじめを
受ける日々を過ごしていた野々宮恭子の従姉妹だった。いじめの標的が
美智留に移るが、彼女は鮮やかに手を打った。その後、恭子を病からも
救い、長じた美智留は生活プランナーとして次々に人の運命を狂わせる。

美智留という恐ろしい女性に、登場人物全てが翻弄されています。多分。
麻生は犬養刑事の上司だったと思うのですが今回は犬養刑事は登場せず。
その理由は勝手に想像し、最後は成程と思いました。

覚書:
警視庁捜査一課 麻生
御厨 検視官
警視庁捜査一課桐島班 高殿
弁護士 宝来

2018

03

13

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アポロンの嘲笑.中山七里



福島県警石川警察警察署刑事課に殺人事件の報が飛び込んできたのは、
大震災の5日後だった。駐在所の巡査により被疑者は確保されていた。
だが移送中の激しい余震で被疑者は逃亡。仁科は逃亡した加瀬を追う。
加瀬にはどんな過去があり、どこに向かっているのか。

2018

01

04

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ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人.中山七里



記憶障害を患う15歳の少女、香苗が神楽坂で姿を消したその場所には、ハーメルンの笛吹き男の絵葉書が残されていた。更に飯田橋でも医師の娘、亜美が同様に姿を消す。両者の共通点、それは子宮頸がんワクチン。記憶障害はワクチンの副反応だとブログを公開している香苗の母。方や亜美の父はワクチン推進派の医師。犬養は両端ではあるがその共通点を見過ごせない。だが、更に誘拐事件の被害者は増えていく。

犬養のジャンルは、特に医療に焦点を当てた社会派小説なのでしょうか。犯人像は予想のつく結果ですが、背景と角度をこう選んだかと唸ります。難しい問題が軸になりますが、犬養の姿勢が常に示されているので成立している気がします。彼のスタンスはなかなか真似出来ません。

刑事犬養隼人シリーズ:切り裂きジャックの告白七色の毒.ハーメルンの誘拐魔 . 
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補、主人公
高千穂明日香:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、犬飼の部下
葛城:桐島班

2017

10

02

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どこかでベートーヴェン.中山七里



ショパン・コンクールで岬洋介が残した業績を聞いた鷹村亮は、彼と初めて
出会った高校2年生の春を思い出す。岬の才能を妬み、攻撃した同級生が
嵐の日に死体で発見された。容疑者となった岬は自らの容疑を晴らすため、
最初の事件に立ち向かい、鷹村もそれを微力ながら協力したのだ。

副題があるとしたら岬洋介最初の事件、でしょうか。2000年の春から秋に
かけて岐阜県立加茂北高校で名ばかりの音楽科に転校し、その才能故に
クラスで浮き、殺人容疑者になり憎まれ、人生の選択を余儀なくされる病に
襲われる。ワタクシなら挫ける、濃密な期間です。そこで鷹村がどう関わり、
鷹村がになったのか。それが本作一番のビックリでした。表題も深いなーと。

文庫化にあたり書き下ろされた短編では、父・岬恭平が主人公です。彼が
さいたま地検において対峙した御子柴礼司。洋介との生活が垣間見られ、
この世界のリンクがより楽しめます。

岬洋介シリーズ情報:さよならドビュッシーおやすみラフマニノフ
いつまでもショパン.どこかでベートーヴェン. 

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