2017

12

20

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Mの女. 浦賀和宏



ミステリ作家の冴子は高校時代の友人と頻回に会うようになり、恋人タケルを
紹介される。だが、一通のファンレターを機に、タケルに対する不信感は募る。
タケルが何らかの目的を持ち、冴子に近づいたとしか思えないのだ。タケルの
過去を探るうち彼の過去には数多くの死があり、更にタケルの正体に迫る。

当然ながら、冴子がタケルの正体を暴いて終了!となるわけはありません。
逆転、また逆転で、最終的には続編ができてもイケるくらいの転がり具合です。
そして、桑原銀次郎が現れるタイミングにも注目です。
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2017

06

26

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ifの悲劇. 浦賀和宏



小説家の加納は、結婚の話が進んでいる妹・彩と愛し合ってしまう。彩の変化を
感じ取った婚約者の奥津が二人の関係に気付き、彩は自殺した。加納は自殺の
原因である奥津の殺害を実行する。だが、その途中、加納の運転する車の前に
男性が現れる。轢き殺してしまった場合と事故に至らなかった場合。二つの時の
流れは、やがて一つに交わっていく。

2つのパラレルワールドが交互に進み、最後は驚きの結末です。加納が主人公、
と思いきや、なんと後半はフリーランスのライター・桑原銀次郎が登場、美味しい
ところを持って行きます。複雑な話なので、最後の銀次郎の記事がエピローグと
なっていなかったら、ワタクシ理解出来なかったと思います。

2016

12

09

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緋い猫. 浦賀和宏



昭和24年。高校生の洋子は、共産主義の工員でリーダー的存在の佐久間に
恋をする。だが仲間2名が殺害され、佐久間は姿を消した。佐久間を追うため
洋子は青森の村を訪ねる。村人達の様子に佐久間の存在を感じる洋子だが、
やがて知る佐久間の行方、洋子の身に及ぶ残酷な仕打ちとは。

洋子が何故ここまで来てしまったのか。来ないと始まらなかったのですが、ま、
昭和24年という時代と青森の寒村という地域性からつくられている世界です。
最後にわかる緋い猫の意味、この方面で終わるとは思っていませんでした。

2016

02

08

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地球平面委員会. 浦賀和宏



新委員募集中。
あなたも信じてみませんか ―― 。地球が平面であることを。
                           地球平面委員会

サークル勧誘中のキャンパスに地球平面委員会のチラシが降ってきた。
チラシを撒いた真希に惹かれ、大三郎は友人の笠木と部室を訪れるも
彼らの考えは理解しがたく、その後の真紀の大三郎への執着は激しい。
町で事件も重なったある日、笠木は全てが繋がったと大三郎に告げるが
翌日から行方不明となり、ついに殺人事件となった。

エラリー・クイーンの孫である、大三郎・クイーンの大学入学が発端です。
最初は、委員会に執拗に誘う真希とクラスメイトの愛との三角関係的な
ぐだぐだが続き、これはミステリだったっけと我に帰る頃に事件が勃発し、
なんとも驚きな結果へと向かいます。不思議な感触です。

2016

02

02

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彼女が灰になる日まで. 浦賀和宏



フリーライターの銀次郎は心停止から蘇生、府中脳神経外科病院で目覚めた。
蘇生後脳症から復活した銀次郎の前に入江が現れ、あの病院で昏睡状態から
目覚めた患者は、自殺した霊能者の魂が乗り移って自殺に追いやられると言う。
銀次郎はその4人目であると。彼ら家族の目的とは?銀次郎は調査を始める。

元妻であり内科医でもある聡美の尽力により転院した先で目覚めた銀次郎に、
自分の妻もそうだったのであなたも自殺すると入江が告げます。暗示の連鎖は
個人のものか病院が絡んでいるのか。銀次郎は調査を始めますが、その先に
驚きの結末が。と、結末に驚かされ題名の意味を知るのはいつものことですが
聡美の印象は今まで薄かったのですが、元夫婦とは不思議な関係です。

桑原銀次郎シリーズ情報: 彼女の血が溶けてゆく. 彼女のため生まれた. 彼女の倖せを祈れない. 
彼女が灰になる日まで.

2015

07

22

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究極の純愛小説を、君に. 浦賀和宏



高校二年生の八木剛は、文学部の合宿に参加した。親友の矢沢和樹、密かに
思いを寄せる草野美優も一緒だった。淡い期待を抱いた八木、だが部員たちは
次々と殺されていく。一体誰が何故?八木は草野を守れるのか。一方、矢沢の
元には失踪した八木剛を追う、保険調査員が訪れる。二つはどう繋がるのか。

これは何を書いてもネタバレにしかならないと思える、とんでもない一冊です。
準備稿、改訂稿、決定稿に分かれています。作品全てを読んではいませんが
浦賀作品では有り得ない終わり方、まさかの展開で落ち着きません。ですが、
その後の一頁を読むと仕込みは上々的なものがあり、ホッとしました。

2015

01

21

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姫君よ、殺戮の海を渡れ. 浦賀和宏



高校生の敦士は、妹がサマーキャンプで見たというイルカを探しに川に行く。
関わる人々の背後に作為的なものを感じ、疑問を抱く敦士だったが、突然の
思わぬ最後に深く傷つく。数年が経ち、一度は終わったと思われた夏が再び
目の前に現れた時、真実の扉は開き、更なる悲劇が敦士を襲う。

これは全くワタクシごときが予想もつかない終わり方でした。うひょー。
群馬でのイルカ探し、敦士成人後のオドロキの展開、がっつり二部構成です。
途中聞いたことのある言葉がちらつき、どちらかのシリーズにリンクするのか
読んでいない方のシリーズだったら、あと何冊読まなければならないのか…。
別の意味でも緊迫感溢れる終盤でした。いい感じで終わって頂けました。

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