2019

05

22

コメント

カインの子どもたち.浦賀和宏



立石アキの祖父は拘置所で死刑を待つ身だった。両親は冤罪と信じ活動をしているが、アキ自身は祖父の面会にも行ったことはなかった。小学生の頃に「カインの孫」と冷やかされ心の傷となっていった。一方、ノンフィクション作家・泉堂莉菜も死刑囚の祖父を持っていたが、祖父の無実を信じ冤罪をテーマにした本を数冊出していた。二人は出会い、共に祖父の事件を追う。

桑原銀次郎が筆者のライフワーク的に多数作品に登場するのかと思っていましたが、前作のやられっぷりをみていると泉堂莉菜の前座的な存在なのかと疑います。本作はなぜ莉菜が西野冴子を標的にしたのかは判明しますが、それだけに銀次郎となぜ敵対しているのかが疑問に残ります。銀次郎というより週刊標榜なのかも知れませんが。元妻といい、女運が悪いのでしょうか。

リンク情報:Mの女十五年目の復讐.カインの子どもたち.
スポンサーサイト



2018

12

25

コメント

十五年目の復讐.浦賀和宏



スミレ色の手紙/生まれなかった子供たち/月の裏文明委員会/十五年目の復習

殺人事件の犯人として逮捕されたミステリ作家の西野冴子。それは「作家 西野冴子の真実」を書いたノンフィクション作家・泉堂莉菜が仕組んだ巧妙な罠だった。冴子の従弟を、担当編集者を、何の接点もない主婦を操る莉菜は、なぜ標的に冴子を選んだのか。敵対するフリーライターの桑原銀次郎は、莉菜の罠を暴くために彼女に操られた彼らにインタビューを始めるのだが、莉菜は即座に反応する。

各話のプロローグに冴子の語りが入ります。「Mの女」ではわからなかった、従弟や編集者が何故あの行動を起こしたのかが書かれています。しかし、莉菜が何故か冴子を嵌めたのかがわかりません。読み飛ばしてしまったのか書かれていなかったのか。。。エピローグの銀次郎が秀逸です。

リンク情報:Mの女.十五年目の復讐.

2018

12

02

コメント

ハーフウェイ・ハウスの殺人.浦賀和宏



ハーフウェイ・ハウスで暮らすアヤコ。そこは森を切り開いた土地に建てられた、22人の生徒と3人の教師が共同生活を送る学校。アヤコの元に腹違いの兄だという健一が現れ、ハーフウェイ・ハウスの果てとも言えるフェンスをアヤコは健一と潜ってしまう。だが、アヤコが気付いたのは部屋の「ベット」であった。やがて教師が続けて殺害される。

アヤコとか健一とか、名前を見る度に他のシリーズやあの会社に関連しているのでは?と疑ってかかってしまいます。しかも基本のモチーフは同じなのであれの先だがあれが先だか悩みますが、残念ながら記憶がありません。大筋の展開にどう絡むのか、楽しみにしています。

2018

10

18

コメント

HELL.浦賀和宏



女王暗殺

武田誠は美しい母親と都心の超高層マンションの最上階で暮らしていた。父親の顔すら知らなかったが、現状を考えれば社会的地位のある人物なのは間違いなかった。高校卒業間近に母が刺殺され、死の間際に誠の本当の母親の名前と謎の数字を言い残した。二年後、心臓の再手術をした時に同室だった男が惨殺され、心臓を持ち去られる。一方、高校の同級生である久能正治は作家となったが挫折、元凶と考える母親を殺害してしまう。武田と久能、無関係に思えた道は陰謀に操られ交わっていく。

「HEAVEN」の数年前の話になります。ただ、薮木と萩原重化学工業の関係性や、萩原重化学工業の全容などは全く前作以上には明らかになっていません。謎は謎のままという感じですが、人物一人の過去は明らかになりました。武田が阿部総合病院での再手術のために車椅子で院内を運ばれますが、その時に「姫君よ、殺戮の海を渡れ」のまさにあの時とリンクしています。気付いていないだけでもっとあるかも知れませんが。

萩原重化学工業シリーズ(安藤直樹シリーズ・シーズン2):HEAVEN.HELL.
安藤直樹シリーズ・シーズン1:記憶の果て時の鳥籠頭蓋骨の中の楽園

覚書:阿部総合病院:萩原重化学工業に買収された病院

2018

10

09

コメント

HEAVEN.浦賀和宏



萩原重化学工業連続殺人事件

秋葉零は小説家・新理司を暗殺するために来たという祥子をナンパ、不死身だという彼女を絞殺してしまう。だが、警察が到着した時には死体は消えていた。それを機に隣家の家政婦・綾佳が零を干渉するようになり、対応していた双子の弟・一は彼女に惹かれていく。そして、祥子は頭頂部を切断され脳を持ち去られた無残な姿で発見され、以来、同様な殺人が連続する。全ての場所に萩原重化学工業を関連づかせて。。。

安藤直樹シリーズ・シーズン2とのことですが、安藤直樹は出てきません。零は祥子を殺害したと言いますが、遺体は消えています。自ら不死身と言ったように祥子は復活したのでしょうか。そして連続する同様の殺人は何故起きたのでしょうか。それらは全て萩原重化学工業に繋がります。「姫君よ、殺戮の海を渡れ」でも出てきた謎の企業、その一部分が明かされました。次作を読まないと何とも言えませんので、早く読んでしまいましょう。

萩原重化学工業シリーズ(安藤直樹シリーズ・シーズン2):HEAVEN .
安藤直樹シリーズ・シーズン1:記憶の果て時の鳥籠頭蓋骨の中の楽園

覚書:
今回の被害者:祥子、西山春菜、、阿部眞美、幸崎結愛
藪木生命:内閣総理大臣
中村大地:総理補佐官
祥子:生命のエージェント/青柳輝樹
想吹綾佳(神沼綾子):生命のエージェント/青瀬田宗介
萩原良二:萩原重化学工業株式会社社長

2017

12

20

コメント

Mの女.浦賀和宏



ミステリ作家の冴子は高校時代の友人と頻回に会うようになり、恋人タケルを紹介される。だが、一通のファンレターを機に、タケルに対する不信感は募る。タケルが何らかの目的を持ち、冴子に近づいたとしか思えないのだ。タケルの過去を探るうち彼の過去には数多くの死があり、更にタケルの正体に迫る。

当然ながら、冴子がタケルの正体を暴いて終了!となるわけはありません。逆転、また逆転で、最終的には続編ができてもイケるくらいの転がり具合です。そして、桑原銀次郎が現れるタイミングにも注目です。

2017

06

26

コメント

ifの悲劇. 浦賀和宏



小説家の加納は、結婚の話が進んでいる妹・彩と愛し合ってしまう。彩の変化を
感じ取った婚約者の奥津が二人の関係に気付き、彩は自殺した。加納は自殺の
原因である奥津の殺害を実行する。だが、その途中、加納の運転する車の前に
男性が現れる。轢き殺してしまった場合と事故に至らなかった場合。二つの時の
流れは、やがて一つに交わっていく。

2つのパラレルワールドが交互に進み、最後は驚きの結末です。加納が主人公、
と思いきや、なんと後半はフリーランスのライター・桑原銀次郎が登場、美味しい
ところを持って行きます。複雑な話なので、最後の銀次郎の記事がエピローグと
なっていなかったら、ワタクシ理解出来なかったと思います。

プロフィール

シカフ

Author:シカフ
シカフ衛星Cへようこそ!

日本ブログ村

カテゴリ

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索フォーム

軽量 ページネーション

Designed by

Ad