2017

07

03

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全員少年探偵団. 藤谷治



宝飾デザイナーを父に持つ吉田元基は小学六年生。ある日、全身灰色の服を
纏ったカクイと名乗る男が訪れ、自らが経営している芸能プロダクションのオー
ディションに吉田母子を招待した。カクイこそが、製作中の吉田氏の宝飾を狙う
怪人二十面相だったのだ。明智小五郎と少年探偵団の活躍で、一度は未然に
事件を防いだが、怪人二十面相は次の手を打って出る。

少年探偵団オマージュ作品の文庫化第二弾! 
第一弾から読んでみようと思ったのですが、第二弾だったようです。昭和の頃、
小学生向けのシリーズを読んでいるかのような気持ちになる、ひらがな多めの
文体です。しかし、本作は現代なのです。携帯電話や豆乳ドーナツがばしばし
登場しており実に不思議な感じですが、世界に入ってしまい違和感なしです。
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2017

03

19

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そのときまでの守護神. 日野草



造形作家TOKIWA。篠原は高校生の頃に彼女に出会い、後にマネージャーと
なった。そのTOKIWAが死去。彼女の遺作が、遺体と共に火葬にされてしまう。
国立西洋美術館の 《地獄の門》で水曜日11時に依頼すると、依頼人が持つに
相応しいと判断した場合に美術品を盗んでくれる〝泥棒の守護神〟が現れる。
篠原はTOKIWAの遺作を手にするため、 《地獄の門》の前に立つ。

読みながら「山猫」シリーズが頭に浮かびましたが、最終的にいなくなりました。
泥棒で括るには乱暴すぎたようです。TOKIWAの遺作を巡る篠原、実弟、姪。
三者の絡み合いがスカッと義賊的に終わらず、もっと根暗いものがありました。
守護神側も魅力的でもあるのですが、振り幅が大きく個人的には微妙でした。

2017

01

11

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警視庁情報官. 濱嘉之



シークレット・オフィサー

警視庁総務部企画課情報室情報官・黒田は週一回行われる定例会議で、
秘密裏に設置、事件を追っている情報室のリークに関わる怪文書の存在を
知った。政・官・財のみではなく、世界的な宗教団体までもが絡んだ一連の
闇の疑惑に黒田たちは迫る。

警察小説というより企業小説を読んでいるようです。シリーズもののようで、
主人公の経歴と、部門が表面化される迄を設立の経緯を絡めつつ詳細に
書かれています。次作から情報官としての活躍が書かれるのでしょうか。

2016

07

01

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ヒトイチ 内部告発. 濱嘉之



警視庁人事一課監察係
身代わり出頭/公安の裏金/告発の行方

警視庁職員の相談センターの一つ「職員相談110番」の電話が鳴った。
署長から部下がパワハラを受けていると、小笠原署からの相談だった。
だが、担当者の処理に問題があり、告発が署長に知れてしまう。榎本は
告発者のため、自ら陣頭指揮を執る。(内部告発、より)

パワハラ告発にも関わらず、今一つ事の重大性を理解しない担当官に
イラっときます。「公安の裏金」では、山下が話の中心的な役になり、
当初のイメージと大分変った感がありました。

榎本博史: 警視庁警務部人事一課監察係長
山下直義: 警視庁公安部公安総務課係長

身内捜査シリーズ情報: 
ヒトイチ 警視庁人事一課監察係. 画像解析. 内部告発.

2016

04

03

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僕は君を殺せない. 長谷川夕



僕は君を殺せない/Aさん/春の遺言

クラスメートの代わりにミステリーツアーに参加した「おれ」が、巻き込まれた
連続猟奇殺人。閉じ込められた蒼玉邸から一人抜け出した「おれ」は記憶に
ある名前を追い始める。一方、親族が続けて亡くなっていく「僕」。幼いころに
訪れた遊園地の怪談。接点のない少年たちはやがて結びついていく。

問題: だれが「僕」で、だれが「君」でしょう? 
裏表紙にあった言葉です。考えられる一つはよくある話、もう一つは微妙に
弱いところがあると思う話。「君」は誰なのか、一人なのか、悩ましいですね。

2016

01

24

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ヒトイチ 画像解析. 濱嘉之



警視庁人事一課監察係
拳銃自殺/痴漢警部補の沈黙/マタハラの黒幕

榎本のもとに、本部から所轄に応援に行っていた巡査部長が署内で拳銃
自殺したとの一報が入った。警部補昇進を控えた仕事熱心な若者だった。
強姦殺人事件を追跡が、彼の自殺に関係があるのか。榎本は調査を開始、
やがて、犯人追跡の画像に意外な人物の姿を認める。(拳銃自殺、より)

大企業の人事や企画のエリートが企業を守るために動く、的な小説と同じ
香りがしてきました。「情報は知るべき人に」、縦割り組織には知らなくても
いい上司がいる。知るべき人にあげることが出来るのは、情報を入手した
者だけ。榎本も他部門の人間とも絡み、成長しています。(偉そうに・笑)

榎本博史: 警視庁警務部人事一課監察係長
松田健児: 警視庁組対部組対四課係長
山下直義: 警視庁公安部公安総務課係長

身内捜査シリーズ情報: ヒトイチ 警視庁人事一課監察係. 画像解析.

2016

01

17

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ヒトイチ 警視庁人事一課監察係. 濱嘉之



新宿の舎兄/復讐のポルノグラフィー/灰色の筆致

警視庁警務部人事一課、通称ヒトイチ。ヒトイチの中で、警察組織内の不祥事や
非行事案を摘発、処理をする監察。その係長、榎本のもとに内部告発の情報が。
大掛かりな事件に着手した所轄の捜査主任官、新宿署の三田村に対してだった。
榎本は捜査を開始、やがて他課が追う事件と繋がっていく。(新宿の舎兄より)

キャリアではありませんが、間違いなくエリートな人たちの話です。事件捜査では
ないので犯人逮捕の臨場感はありませんが、頭脳戦でもないし情報戦でもないし
個人的には新しい分野でした。殺人犯との対峙とは違った面白さの短編集です。
榎本と警察社会を全く知らない婚約者との寸劇で、毎回の話が終わります。

榎本博史: 警視庁警務部人事一課監察係長
松田健児: 警視庁組対部組対四課係長

身内捜査シリーズ情報: ヒトイチ 警視庁人事一課監察係. 

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