2019

09

04

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危険領域.笹本稜平



所轄魂

城東署管内で転落死体が発見された。本庁は自殺と決めつけ関心を示さないが、所轄の葛木達は不信な二人連れの調査を行なっていた。一方、キャリアである葛木の息子・俊史は手掛けている案件の情報提供者と連絡が取れなくなり、葛木に照会を求めてきた。転落死体は俊史の大物政治家が絡む案件の情報提供者だった。その後も政治家の秘書が続けて変死。葛木と俊史が繋ぐ所轄と本庁二課の捜査が、秘密裏に行われる。

これはシリーズの4作目から読んでしまったようですが、単体でもイケます。本作は大物政治家相手に慎重になる二課と絡むため、殺人を追う所轄は足を引っ張られます。読んでいるこちらも二課遅いと突っ込み、所轄の追い込みに気が晴れるのです。

シリーズ情報:危険領域.

葛木邦彦:城東書刑事組織犯罪対策課、警部補、元警視庁刑事部捜査一課殺人班
葛木俊史:警視庁刑事部捜査第二課理事官、警視
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2019

08

20

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決定版 切り裂きジャック.仁賀克雄



第一の殺人/第二の殺人/スコットランド・ヤード/第三の殺人/第四の殺人/切り裂きジャック登場/ウォーレン警視総監の辞任/第五の殺人/その後の類似事件/切り裂きジャックとは何者か?/さまざまな容疑者たち/ジャックの正体は解明されるか?/わたしの推理するジャック像/ジャックの系譜/切り裂きジャック伝説

「ロンドンの恐怖 --- 切り裂きジャックとその時代(1985年刊行)」を増補・改訂したものが本書(2013年刊行)です。少しでもこの分野に興味があるのならば、この情報量に溺れるのもいいですね。容疑者一覧の項目に発見者や容疑者像があったり、主要容疑者一覧に推定の根拠やその後の消息があったり、解説で菊地秀行氏に取り憑かれていると言われるのも納得です。

最近は色々な物に取り憑かれている人達が嬉々として説明しているTV番組ありますよね。いやホント、出演して3時間くらい語って頂きたい。

2019

03

22

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TENGU.柴田哲孝



1974年秋、群馬県の寒村で凄惨な連続殺人事件が発生した。米陸軍の政治的介入により、事件は被疑者不詳のまま迷宮入りとなった。26年後、中央通信の記者・道平慶一は事件当時、世話になった鑑識・大貫から呼び出された。人間には行えない程の凄惨な現場、土地の伝承と合わせてTENGUと呼ばれた犯人を、道平は再び追うことになった。

道平がかつて追った事件は人間の力とは考えられない程、圧倒的に凄惨な殺人事件でした。発生時に世話になった鑑識の大貫の依頼で再度事件を調べ始めますが、そこには愛した女性の存在や米国の関与も。。。「KAPPA」で活躍するルポライター有賀も途中登場し、道平をサポートします。

道平慶一:中央通信の記者、マムシ
大貫俊一:沼田署鑑識、ムジナ
有賀雄二郎:ルポライター

2019

03

07

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KAPPA.柴田哲孝



牛久沼で知人が河童に襲われたと通報があった正午過ぎ、被害者のものと思われる下半身の遺体が発見された。関東でも有数の河童伝説を数多く持つ牛久沼の記事に、ルポライターの有賀は本能に従い牛久沼に向かう。以前、河童伝説を纏めようとしたが情報の多さに投げ出したことがあったのだ。その時に知り合った川漁師の源三から情報を得ながら牛久沼に留まる有賀。そこに刑事の阿久沢、不登校の少年・太一も加わり河童を追う。

有賀を中心にクセのある人物が河童を追います。河童が本当に人を襲ったのか、そもそも存在するのか。UMAとミステリの融合ですか?ホラーとミステリほど融合はしないと思うのですが、どこに着地するかわからないので最後まで迷子のように読みました。ネタバレ注意ですが、最後は妥当な終わり方と思いました。

阿久沢健三:牛久署刑事課36歳
有賀雄二郎:ルポライター33歳
吉岡源三:牛久沼の川漁師70歳
稲倉太一:不登校の少年中学3年生
雄輝:雄二郎の息子9歳

2019

02

17

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GEQ.柴田哲孝



激震/2007年・神戸/2007年・東京/2008年・神戸/2008年・ロサンゼルスー中国/2008年8月8日・北京

1995年未明、京阪神地区を激震が襲った。国防戦略を専門とするジャーナリスト・ジョージは2007年神戸を訪れた。交流のあったジャーナリスト・吉村から会いたいとメールがあったのだが、彼は3年前のバンダ・アチャの大地震で亡くなっていた。現れたのは恋人だったという麻紀と名乗る女性。彼女は吉村が追っていたものを引き継ぎ、自身の謎を明かして欲しいという。吉村のリストのある人物達にインタビューを行うジョージの前に、巨大な陰謀が現れる。

Great Earth QuakeでGEQ=大地震。不謹慎ながらも最初はなかなか話が進まず。後半は一気に緊張感が高まりました。地震とその背後にあるものを、ジャーナリストが追います。

2018

10

27

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ハイエナの微睡.椙本孝思



刑事部特別捜査係

深石市は地元企業と信仰が絡む。マンションの一室で県警警務部所属の警察官のバラバラ死体が発見された。捜査一課特捜係の佐築は現場に残された深石建設の社章に地元企業の関与を疑うが、捜査は強行犯係に引き継がれた。翌日、バラバラ死体の被害者所有のマンションの一室で冷蔵庫の下敷きになった警察官の死体が発見され、同様に深石建設の社章が残されていた。事件の継続捜査を訴えるも警察官の連続殺人事件は佐築の手を離れていくが、真相に気付いた佐築は犯人を追う。

ラスト40ページで世界が一変する衝撃の警察小説。と、背表紙にありましたが確かに衝撃です。ネタバレしてしまうのでかけませんが、あれとこれは唐突かなと思うところもありました。

2018

09

24

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東京結合人間.白井智之



人間が子孫を残すには生殖器を使って交尾するのではなく、互いの体を結合させなければならない。その際に脳機能が逆転してしまったために一切嘘がつけないオネストマン。ドキュメンタリー映画に参加するためオネストマン7人が孤島で共同生活を送るが、孤島の住人が殺害される。容疑者となるのはオネストマン7人。だが、全員が犯行を否定した。

結合人間がいるという世界観がいるのかいらないのか。そこが問題です。結合すると目は4つ、手足は4本ずつになるのですが、そこは無くてもミステリとしては成立しています。何故かなかなか読み進まない不思議な一冊でした。

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