2019

04

12

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などらぎの首.澤村伊智



ゴカイノカイ/学校は死の匂い/居酒屋脳髄談義/悲鳴/ファインダーの向こうに/などらぎの首

1998年9月12日、高校三年生の寺西新之助は同級生の野崎和浩を連れて、祖父母の家に泊まり込みで受験勉強に来ていた。だが、それは名目上で、本当の目的は幼い頃の経験に真相を導き出し、今でも消えない恐怖を拭ってもらうことだった。小さな山を越えた岩肌に狭く深い洞窟、そこには”などらぎ”の首があり、胴体が首を取り戻しに来た時に会ってしまうと首を取られるという。新之助は幼い頃にそこで”などらぎ”に出会ったのだ。(などらぎの首、より)

表題作は野崎が高校生の頃の話で、将来は伝承の本を書きたいと思っていると語っています。「ずうのめ人形」ではライターでしたので、目標に向かって進んでいるんですね。他には野崎と真琴がで出会った話や琴子の学生時代など、と裏表紙に書かれていましたが、琴子の学生時代って作中少ししかなかったような……。呼び飛ばしましたかね?

野崎和浩:フリーライター、ペンネームは野崎昆
比嘉真琴:霊能者、バー「デラシネ」のバイト

シリーズ情報:ずうのめ人形
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2019

03

22

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TENGU.柴田哲孝



1974年秋、群馬県の寒村で凄惨な連続殺人事件が発生した。米陸軍の政治的介入により、事件は被疑者不詳のまま迷宮入りとなった。26年後、中央通信の記者・道平慶一は事件当時、世話になった鑑識・大貫から呼び出された。人間には行えない程の凄惨な現場、土地の伝承と合わせてTENGUと呼ばれた犯人を、道平は再び追うことになった。

道平がかつて追った事件は人間の力とは考えられない程、圧倒的に凄惨な殺人事件でした。発生時に世話になった鑑識の大貫の依頼で再度事件を調べ始めますが、そこには愛した女性の存在や米国の関与も。。。「KAPPA」で活躍するルポライター有賀も途中登場し、道平をサポートします。

道平慶一:中央通信の記者、マムシ
大貫俊一:沼田署鑑識、ムジナ
有賀雄二郎:ルポライター

2019

03

07

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KAPPA.柴田哲孝



牛久沼で知人が河童に襲われたと通報があった正午過ぎ、被害者のものと思われる下半身の遺体が発見された。関東でも有数の河童伝説を数多く持つ牛久沼の記事に、ルポライターの有賀は本能に従い牛久沼に向かう。以前、河童伝説を纏めようとしたが情報の多さに投げ出したことがあったのだ。その時に知り合った川漁師の源三から情報を得ながら牛久沼に留まる有賀。そこに刑事の阿久沢、不登校の少年・太一も加わり河童を追う。

有賀を中心にクセのある人物が河童を追います。河童が本当に人を襲ったのか、そもそも存在するのか。UMAとミステリの融合ですか?ホラーとミステリほど融合はしないと思うのですが、どこに着地するかわからないので最後まで迷子のように読みました。ネタバレ注意ですが、最後は妥当な終わり方と思いました。

阿久沢健三:牛久署刑事課36歳
有賀雄二郎:ルポライター33歳
吉岡源三:牛久沼の川漁師70歳
稲倉太一:不登校の少年中学3年生
雄輝:雄二郎の息子9歳

2019

02

28

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ずうのめ人形.澤村伊智



オカルト雑誌「月刊ブルシット」。藤間が担当する「都市伝説の源流」のライター湯水の連絡が途絶えた。バイト学生の岩田と湯水の自宅を訪ねた藤間はそこで両の目を抉り出した死体を発見した。数日後、バイト学生から湯水の部屋から持ち出した書きかけの原稿のコピーを渡される。だが、それは読むと4日後に死が迫るものだった。バイト学生の死、そして藤間にもずうのめ人形が近づいて来る。

編集者の藤間視点、湯水の残した原稿の来生里穂視点、それらが交互に進行します。呪いが発動すると黒い振袖に顔を赤い糸で巻かれた日本人形が現れ、徐々に近づいて来ます。原稿は「リング」が公開される時期であると設定されていますし、リング的な世界に正面から挑んだ作品だと筆者に伺ったと解説に書かれていました。本作はデビュー2作目ですが1作目から真琴は登場していたようで、それを感じさせない程に誰が生き残れるかわからない感がありました。

藤間洋介:月刊ブルシット編集者
野崎和浩:フリーライター、ペンネームは野崎昆
比嘉真琴:野崎の婚約者、霊能者

2019

02

17

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GEQ.柴田哲孝



激震/2007年・神戸/2007年・東京/2008年・神戸/2008年・ロサンゼルスー中国/2008年8月8日・北京

1995年未明、京阪神地区を激震が襲った。国防戦略を専門とするジャーナリスト・ジョージは2007年神戸を訪れた。交流のあったジャーナリスト・吉村から会いたいとメールがあったのだが、彼は3年前のバンダ・アチャの大地震で亡くなっていた。現れたのは恋人だったという麻紀と名乗る女性。彼女は吉村が追っていたものを引き継ぎ、自身の謎を明かして欲しいという。吉村のリストのある人物達にインタビューを行うジョージの前に、巨大な陰謀が現れる。

Great Earth QuakeでGEQ=大地震。不謹慎ながらも最初はなかなか話が進まず。後半は一気に緊張感が高まりました。地震とその背後にあるものを、ジャーナリストが追います。

2018

10

27

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ハイエナの微睡.椙本孝思



刑事部特別捜査係

深石市は地元企業と信仰が絡む。マンションの一室で県警警務部所属の警察官のバラバラ死体が発見された。捜査一課特捜係の佐築は現場に残された深石建設の社章に地元企業の関与を疑うが、捜査は強行犯係に引き継がれた。翌日、バラバラ死体の被害者所有のマンションの一室で冷蔵庫の下敷きになった警察官の死体が発見され、同様に深石建設の社章が残されていた。事件の継続捜査を訴えるも警察官の連続殺人事件は佐築の手を離れていくが、真相に気付いた佐築は犯人を追う。

ラスト40ページで世界が一変する衝撃の警察小説。と、背表紙にありましたが確かに衝撃です。ネタバレしてしまうのでかけませんが、あれとこれは唐突かなと思うところもありました。

2018

09

24

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東京結合人間.白井智之



人間が子孫を残すには生殖器を使って交尾するのではなく、互いの体を結合させなければならない。その際に脳機能が逆転してしまったために一切嘘がつけないオネストマン。ドキュメンタリー映画に参加するためオネストマン7人が孤島で共同生活を送るが、孤島の住人が殺害される。容疑者となるのはオネストマン7人。だが、全員が犯行を否定した。

結合人間がいるという世界観がいるのかいらないのか。そこが問題です。結合すると目は4つ、手足は4本ずつになるのですが、そこは無くてもミステリとしては成立しています。何故かなかなか読み進まない不思議な一冊でした。

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