2018

10

21

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聖女の毒杯.井上真偽



その可能性はすでに考えた

「カズミ様」の伝説のある地方の町は、花嫁の結婚の意思が何より尊重される。フーリンはかつての部下を訪ね、「飛び石毒殺事件」に巻き込まれた。婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした花婿や親族が、飛び石で毒殺される事件が発生したのだ。青髪の探偵・上苙丞は、「カズミ様」の奇蹟を存在を証明するため容疑者探しの場に現れる。

奇蹟を目眩しに仕組まれた殺人事件。鉄板のネタですが、その中から真実をではなく、仕込みを全て否定出来たから奇蹟であると、奇蹟の証明に挑む探偵。飛び石で毒殺されているので様々な単独説・共犯説が飛び交います。諸説を「ゆえに矛盾」と否定するのが羅列され、難しいところはスルーなのですが雰囲気が好きなので理屈ではありません。

シリーズ情報:その可能性はすでに考えた.聖女の毒杯.

上苙丞(うえおろ じょう):奇蹟の存在証明に挑む探偵
姚扶琳(ヤオ フーリン):上苙に金を貸す、老仏爺(ラオフォイエ)
宋儷西(ソン リーシー):西王母(シーワンムー)の異名を持つ怪女
八ツ星聯(やつほし れん):探偵の元助手
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2018

04

18

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人魚と金魚鉢.市井豊



青鬼の涙/恋と仮病/世迷い子と/愚者は春に隠れる/人魚と金魚鉢

T大学芸術学部音楽学科の学生選抜コンサート。柏木は音楽棟大ホールに
向かう途中、緊張の余りえずく音楽学科三年生・浦口と出合う。初対面で
あるものの聞き屋である柏木に浦口は語る。師事している古林先生のこと、
大ホールが泡だらけになり会場が変更になったこと等。だが、午後の部の
開始直前、またもや会場が泡だらけに。柏木は浦口に解決を依頼される。
(人魚と金魚鉢、より)

泣ける話がちょいちょい挟まれていて、うっかり目頭が熱くなりました。
芸術系大学という舞台を最大限に利用し、時に殺人事件、時に不思議な
出来事が起きては柏木が謎解きます。話毎にキャラの立った人物が登場
するので飽きませんし、柏木の独り言がツボです。

柏木:T大学芸術学部文芸学科、文芸第三部ザ・フール所属、聞き屋
川瀬公彦:聞き屋以外同上、文学新人賞受賞後デビュー済み
部長:聞き屋以外同上、留年決定済みの4年生
先輩:T大学芸術学部美術学科、超ネガティブ人間

聴き屋シリーズ情報:聴き屋の芸術学部祭.人魚と金魚鉢.

2018

04

06

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聴き屋の芸術学部祭.市井豊



聴き屋の芸術学部祭/からくりツィスカの余命/
濡れ衣トワイライト/泥棒たちの挽歌

T大学芸術学部祭の最終日。芸術活動で成果を挙げた学生の表彰式の後、
美術棟で美術学部生の絵を全て飾るという突発企画が進む中、スプリン
クラーが発動。全身びしょ濡れになりながらも友人・川瀬と共に柏木は
三階の空き部屋で水浸しになった丸焦げの死体を発見する。(聞き屋の
芸術学部祭、より)

高校の時から色々な人に相談を持ちかけられているうちに聞き屋として
成り立っていた柏木。いつの間にか学内に知れ渡り、芸祭ではサークル
誌の販売ではなく聞き屋を個人営業させられています。個性豊かな芸術
学部生を上手く散りばめて、軽めですが薄くないと感じました。

柏木:T大学芸術学部文芸学科、文芸第三部ザ・フール所属、聞き屋
川瀬公彦:聞き屋以外同上、文学新人賞受賞後デビュー済み
部長:聞き屋以外同上、留年決定済みの4年生
先輩:T大学芸術学部美術学科、超ネガティブ人間

聴き屋シリーズ情報:聴き屋の芸術学部祭.

2018

03

19

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その可能性はすでに考えた.井上真偽



南阿佐ケ谷駅近く、腕利きだが色々と裏に込み入った事情を持つ探偵
上苙丞。彼の探偵活動は奇蹟の存在証明に遂行される。教団アポリュ
トローシスの生き残り渡良瀬が、10年前の集団自殺の真実解明を依頼。
首無し聖人の如き渡良瀬の記憶から、上苙は奇蹟を証明出来るのか。

人物覚書でこれほど括弧書きを使うことになるとは思いませんでした。
上苙は碧眼白皙の美青年、右は翡翠左はターコイズブルーの虹彩異常症、
頭髪を青く染め、手には白手袋、赤い上衣を常時着用しているようです。
でも、あまりキャラの強烈さを感じさせません。一気に謎解きではなく、
推理合戦が続くので、個人的に記憶力に難がありました。

シリーズ情報:その可能性はすでに考えた.

上苙丞(うえおろ じょう):探偵
姚扶琳(ヤオ フーリン):上苙に金を貸す、老仏爺(ラオフォイエ)
宋儷西(ソン リーシー):西王母(シーワンムー)の異名を持つ怪女
八ツ星聯(やつほし れん):探偵の元助手

2018

03

16

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烏は主人を選ばない.阿部智里



八咫烏が支配する世界、現日嗣の御子である若宮が長い遊学から山内に
戻ることになり、側仕えの募集がかけられていた。北領の垂氷郷郷長の
ぼんくら次男・雪哉は、若宮の側仕えとして宮中で働くこととなった。
前日嗣の御子である兄宮、后候補の姫君達、それぞれに四家の大貴族が
背後に絡み、若宮の命と共に雪哉も陰謀の渦に巻き込まれる。

前作「烏に単は似合わない」と対になる本作です。后候補の姫君達に
一年も会わずに何してたのか、という筋です。ミステリ色は控えめで
陰謀や個人の思惑が前面に出ています。後半どんでん返し的なことも
重なりますが、最後の転がしは個人的には微妙でした。

八咫烏シリーズ:烏に単は似合わない.烏は主人を選ばない.

2018

02

23

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烏に単は似合わない.阿部智里



八咫烏が支配する山内で若宮の后選びが始まった。大貴族四家から姫が
春夏秋冬の殿に登殿した。それぞれの家を背負い、入内を狙う姫達だが
若宮は一向に訪れない。姫達に焦りも生じ、ついに一人の女房の死体が
発見された。登殿から一年、ついに若宮が訪れ后を選ぶ。

本屋推しがかなり強かったので読みました。で、読んでビックリです。
異世界の権力争いの話かと思いきや、がっつり謎解きでした。しかも
やられました。一本取られました。松本清張賞受賞作品ということを
もっと認識すべきでしたが、その分鮮烈だったので良しとします。

八咫烏シリーズ:烏に単は似合わない.

2018

01

14

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がん消滅の罠.岩木一麻



完全寛解の謎

日本がんセンター腫瘍内科医・夏目に紹介された患者は、末期がん。
余命半年の宣告後、特約の生前給付金を受け取り、治療を受けた後、
病巣は消え去り完全寛解となっていた。しかし、同様の症例が4例も
続いたため、夏目は保険金詐欺の可能性について質問を受ける。
高校時代から友人で同センターの疫学研究者・羽島はこの謎に挑む。

本作は第15回「このミステリーがすごい!」大賞作品。ワタクシも
書店で本作を見かけて興味を持ちました。医療系のミステリは時に
病院が舞台なだけでミステリ要素は医療系ではない作品もあります。
これは謎を医療に置かれています。

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