2018

02

10

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幻屍症.周木律



島周囲をフェンスで囲まれた孤島、四水園。そこでは「園生」と呼ばれる
何百人もの孤児たちが共同生活し、15歳の春で卒園していく。その園生の
一人ユタカはヒトとモノがしばしば歪んで見え、自ら幻視症と呼んでいた。
ある日、ユタカはミツルかと園内の謎「四忌」を追うことになる。それは
解ければ願いが叶い、真実に辿り着けない者は死ぬという四つの謎だった。

表紙からの印象でもっとホラー色が強い話と妄想していましたが、謎多き
孤島に住むユタカが、ミツルという友人を得て、何かに立ち向かう強さを
得ていくという爽やか成長記です。そう言えば、以前読んだ作品も理性が
漂っていました。
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2018

01

30

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ほんとうの花を見せにきた.桜庭一樹



ちいさな焦げた顔/ほんとうの花を見せにきた/あなたの未来の国に行く

中国の山奥からやって来たバンブーという一族。彼らは人の血を啜る。
組織を裏切った父への報復に母と姉を殺害された少年は、バンブーと
その相棒に救われ、育てられる。だが、それは彼ら一族にとって大罪。
やがて一族に知られ、王の前に引き立てられる。

中国の竹族から日本のバンブーまで大河ドラマ的な短編集です。登場
人物が少しずつカブって数十年に亘る話の流れがあるので、うっかり
すると見逃す人物がいるかも知れません。美味しい設定ですが、一部
個人的に性格が合わない方がいて残念です。

2018

01

27

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東京ロンダリング.原田ひ香



離婚したりさ子は帰る家も無く、ふと入った不動産で仕事につく。
事故物件に一定期間住むことで、部屋をロンダリングする仕事だ。
やがて知り合う人々と触れ合う中に、りさ子の心は癒されていく。

これは何のカテゴリに入れたらいいのだろう、と悩みましたが
はい、謎もあるのでミステリで。面白い設定ですが、最後が少し
満福気味ですね。

2018

01

14

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がん消滅の罠.岩木一麻



完全寛解の謎

日本がんセンター腫瘍内科医・夏目に紹介された患者は、末期がん。
余命半年の宣告後、特約の生前給付金を受け取り、治療を受けた後、
病巣は消え去り完全寛解となっていた。しかし、同様の症例が4例も
続いたため、夏目は保険金詐欺の可能性について質問を受ける。
高校時代から友人で同センターの疫学研究者・羽島はこの謎に挑む。

本作は第15回「このミステリーがすごい!」大賞作品。ワタクシも
書店で本作を見かけて興味を持ちました。医療系のミステリは時に
病院が舞台なだけでミステリ要素は医療系ではない作品もあります。
これは謎を医療に置かれています。

2017

11

10

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院内刑事. 濱嘉之



次期総理ともいわれる重鎮、浅野財務相が国内線で脳梗塞疑いの症状を呈し、
羽田空港から川崎殿町病院に救急搬送された。術後の経過も順調であったが、
病理検査の結果から事件の可能性か考えられた。警備公安畑出身で川崎殿町
病院のリスクマネジメントを担当する廣瀬は、真相究明に動き出す。

浅野財務相の命を狙う者は誰?病院のリスクマネジメント担当が犯人を捜査?
確かに病院は事件が一杯、リスクマネジメントは必須です。ですが、越権行為を
するわけではなく必要な情報を提供し、優秀な後輩を推すこともし、立ち位置を
理解した上で話が進むので、有りだと思って読めました。他のシリーズとリンク
しいているのか、この名前見たことあったかとも思いつつ読みました。

2017

10

29

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警視庁情報官 トリックスター. 濱嘉之



黒田の追う詐欺事件は、その背後で蠢く政治家や広域暴力団、暴走する
宗教団体にまで及んだ。自身の情報収集に加え、率いる情報室を中心に
公安的捜査をも駆使し、全容を明らかにしていく。その過程で黒田の最も
解決を望む事件の端緒を掴んでいく。

一作目から何度も目にした事件が本作で真相に迫ります。黒田がそれ程
解決を望んでいたと思っていなかったので少し驚きました。独自に調査を
続けている風でもなかったですし。じっと機会を狙っていたのでしょうか。
本作は時間の勝負的な面もあり、緊張感もありました。

警視庁情報官シリーズ情報: 
シークレット・オフィサー. ハニートラップ. トリックスター. 

2017

10

08

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BABEL. 日野草



復讐の贈与者

バベル/ナイト・ジャーニー/グラスタンク/スプリング・ブレイク/バビロン

伊庭果菜子は鎌倉にあるカフェのオーナー、吉野に拾われた。住み込みで
働いていたある日、吉野の過去を知る客が来訪。復讐代行業の義波だった。
彼が去った後、果菜子とった行動とは......(スプリング・ブレイク、より)。

本作は上記の短編を機に変化が見られます。復讐代行業《援助者》の動き
だけではなく、悪事銀行CEOの志尾が姿を現します。志尾が何故、現れた
のか、《援助者》と今後どのように絡んでいくのか。悲惨なことになるのでは
と、容易に想像できますね。バクバクします。

シリーズ情報: GIVER. BABEL. 

志尾: 悪事を通過にする悪事銀行最高経営責任者
義波: 復讐代行業《援助者》
覚え書き:
義務の義に波/信義の義に波/正義の義に波/恩義の義に波/
忠義の義に波/義理の義に波

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