2013

09

12

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アリス.中井拓志



Alice in the right hemisphere

1995年。大学研究棟、通称・瞭命館で起こった中枢神経系障害の同時多発事故は、瞭命館パニックと呼ばれた。その7年後、国立脳科学研究センターで似た事例が発生、事例調査委員が招集されたが、瞭命館パニックの震源である比室アリスは既に発動、小康状態のまま被害者と共に県内の病院に搬送されてしまった。

アリス、右半球、サヴァン能力者、内容紹介の単語を見て、思わず手に取りました。氏の本を読んだのはこれが最初で、カテゴリ作成のための再読です。とてつもない次元を持つアリスが発動し、アリスの次元に引き込まれた瞭命館パニックが再び!ということで臨場感がスゴい筈なんですが、どうにもまったりした言い回しで独特のリズムで進み、最後の最後まで書かれているので余韻がない感じです。

でも、どこか引っかかるのか、足かけ何年、意識せずに全作読破していました。
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2013

08

13

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quarter mo@n.中井拓志



久米原市で立見台中学の生徒2人が、投身自殺を図った。その1週間後、同校の教師も同じ場所で投身自殺を図る。だが、事件はそれでは終わらなかった。自殺、他殺を含めた犠牲者は12名に上り、全て「わたしのHuckleberry friend」という走り書きを残していた。久米原署の刑事・楢崎は本庁の刑事と組まされ不貞腐るが、思わぬ確信へと迫っていく。

立見台中学を中心とした一連の事件は都市部の青少年の自殺を増加させ、それに対するマスコミ対策として、警察庁警備局から見原警部補が派遣されます。年若い女性警部補に所轄の楢崎巡査部長。よくある組み合わせですが、組まされた理由というのが笑えます。それが本作を軽い方向へ引っ張っています。それとも楢崎の性格が、でしょうか。

2013

05

14

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レフトハンド.中井拓志



厚生省バイオハザード調査班の学術調査員に就いた津川は、某総合開発研究所に赴いた。レフトハンド・ウイルス(LHV)を植えた猿の左腕が、心臓を引きずって脱皮、LHVが漏洩した3号棟の全員が感染した。3号棟主任の影山は、LHVの漏洩を盾に研究の続行を要求していた。そして、3号棟に入った津川もLHVにのめり込んでいく。

LHVに感染した人間は、左手や臓器に変化が起こり、左手が心臓ともに脱皮して死亡。脱皮した左腕は人間を襲う。そんな恐ろしい環境ですが、津川や影山たちはあくまで軽く、死亡率90%以上のウイルス漏洩の果てだと忘れてしまうほどです。もっと緊迫感があって、もっと悲壮感が漂う方が好きなんです・・・。

2013

04

07

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ゴースタイズ・ゲート「世界ノ壊シ方」事件.中井拓志



世界ノ壊シ方/顧みの人形

ghostize:人を霊的状態にする、霊障・霊的現象を体験しやすい状態へ導く

マンション5階のベランダから飛んだ少女、国道のバイパスで車列に飛び込んだ少女、自室の鏡を叩き割り、その欠片で自らを切りつけた少女。連続して自殺した少女達の部屋にあった鏡と蝋燭を不審に思った所轄の下川刑事は、科警研心理三室に応援を要請した。依頼を受けた夕季は、少女達の通う中学に伝わる都市伝説を調べる一方、霊能少女芙葵を、第二の現場に臨場させる。(世界ノ壊シ方、より)

本作では、自殺というには不審な少女達の連続死と、「マチコさんが世界の壊し方」を教えてくれるという都市伝説とが絡む謎を解き明かします。少女達がどのように世界を壊し死に至ったのか。現場に臨場した芙葵から得られた脳機能データの科学的な分析、捜査に加わった夕季の都市伝説情報、その二つが上手くかみあっていると思います。

意外なことに、夕季は一種独特な解決法で現場を煙に巻き優越感を感じているのだと思っていたのですが、所轄の刑事とのやりとりの件で、勘違いだったと気付きました。

シリーズ情報:「イナイイナイの左腕」事件.世界ノ壊シ方」事件.

2012

03

06

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ゴースタイズ・ゲート「イナイイナイの左腕」事件.中井拓志



鏡の縁の女/イナイイナイの左腕

ghostize:人を霊的状態にする、霊障・霊的現象を体験しやすい状態へ導く

発見された遺体には無数の防御創があり、室内も散々に荒れていたが、遺体についた血も爪に残った肉片も被害者のものだった。唯一の手掛かりは被害者の喉元を抉り取ったのが左手だということ。その事件が、警察庁科学警察研究所心理第三研究室に持ち込まれた。霊能力者とその脳機能パターン解析を鑑識に導入することが目的としている、心理三室は下調べを終え、いわくつきの霊能者を臨場させた。(イナイイナイの左腕、より)

気が付くと、氏の本は全て読んでいました。素材と料理法に惹かれるものがあるのでしょう。乱暴にまとめると、いわくつきの霊能少女がいて、その破壊力が壊滅的で、右脳がスゴい。

今回のいわくつきの霊能少女は白石芙葵。彼女に憑依させた脳機能パターンを、心理三室研究員、三島夕季が読み取り解決していくのですが、こういう攻め方があったかと。また今回破壊力は抑えめで、芙葵と夕季の過去も絡みがあり、シリーズ化になりそうなパターンです。

シリーズ情報:イナイイナイの左腕」事件.

2010

11

23

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獣の夢.中井拓志



1995年8月、夏休み最後の週末。日没後の校舎に23名の6年生が侵入、屋上でパニックをおこしているとの通報に所轄の刑事・内海も現場に駆けつけ、校庭からは切断された人体の一部が複数発見された。ふざけあっているうちに、児童の一人が事故死、その遺体を損壊し屋上から投下したのだった。そして9年後に再び・・・。

謎の残る事件の中心人物の美少女、独特の存在感が妙に事件関係者の気を惹く中年刑事。二人を核に、過去の事件の関係者、現在の事件の捜査員や心理職が絡みます。一つの事件の中に一般人が絡めない共鳴があり、犯人もその別世界と事件性に無理なく浮かび、違和感なく読むことができました。

2010

09

08

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ワン・ドリーム.中井拓志



~みんなでひとつの悪い夢~

紀伊半島の西南部。入り組んだ海岸線の一角にある陸上自衛隊の駐屯地にサイレンが轟き、『防護壁』に逃げ込めなかった隊員が被験体の『悪夢』に『被爆』し倒れた。『被爆』した人間は幻聴や幻覚に襲われ、やがて手が震えてくる。それを見た、触った人間も『二次被爆』する。だが事故により近隣の町が『被爆』し、『二次被爆』も拡大してしまう。事態の収拾に自衛隊は乗り出すが、『二次被爆』に謎の少女の存在を知り、それぞれの思惑で動き出すのであった。

以前に読んだことがあるような、でも書き下ろし新刊だし・・・時に戸惑いながら読みましたが、これの前々作を読んでいたのでした。サイコ・ホラーに軍事を絡めた話かと思いきや、後半は難しい学者のややこしい頭脳に振り回され、読むのに疲れてしまいました。

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