2018

02

20

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樹海警察.大倉崇裕



栗柄慶太の暴走/桃園春奈の焦燥/明日野裕一郎の執念

柿崎努は警部補。初任幹部教育を終えた配属先は山梨県警上吉田署の
地域特別室だった。赴任初日に駅から直接臨場を促され、着いた所は
青木ヶ原樹海。特別室の職務は樹海で発見された死体の処置なのだ。
部下は個性的な面々ばかり、捜査一課は常にケンカ腰、前任者は自ら
職を去ったという。柿崎は職務を全う出来るのか。

キャリアの柿崎が9ヶ月の通過点と思っていた赴任先は、誰もが同情
する県警のお荷物的な部署でした。個性的な部下に振り回されるだけ
ではなく、柿崎自らも真っ直ぐで生真面目で、スジの通った頑固さが
徐々に周りを変えていっていると思います。個性的な部下達にも各々
樹海に拘る理由があり、それは続いているとすると続編アリですね。   
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2018

01

22

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丑三つ時から夜明けまで.大倉崇裕



丑三つ時から夜明けまで/復習/闇夜/幻の夏山/最後の事件

五年前、警察庁は幽霊の存在を確認した。幽霊による加害者への復習を
防ぐべく捜査五課を設立したが、単独では動くことができない。今日も
密室で遺体が発見され、捜査一課と五課の合同捜査が始まるのだが。。。

静岡県警捜査一課の”私”が主人公。上司の米田と三課の七種の対立など
絡め、話が進みます。幽霊が犯人か、人間が犯人か、お互い対立しつつ、
説明くさい事もなく、真相にたどり着きます。

2018

01

07

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自由殺人.大石圭



長距離走者だった朝香葉子の元に届いた一通の手紙には、コインロッカーの
鍵が同封され、そこにはクリスマスプレゼントが入っていると書かれていた。
だが、その手紙を受け取った者は他にもいた。その通報でコインロッカーに
入っている物はイブに爆発する時限爆弾と知った葉子は、警察に届け出る。
だが、時間をおいて数ヵ所で爆発が起こり被害者は増加。爆弾を送りつけた
犯人は残りの爆弾に関し、葉子にゲームを持ち掛ける。

もう読んだと思っていましたが、未読だったのか記憶から消去されたのか。
展開は分からないまま、最後まで読み終えました。陽子の強さが、強すぎる
葉子が何故か切なくもあります。彼女は真っ当に生きていると思うのですが、
読んでいて辛くなるのはワタクシだけでしょうか。

2018

01

04

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ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人.中山七里



記憶障害を患う15歳の少女、香苗が神楽坂で姿を消したその場所には、
ハーメルンの笛吹き男の絵葉書が残されていた。更に飯田橋でも医師の
娘、亜美が同様に姿を消す。両者の共通点、それは子宮頸がんワクチン。
記憶障害はワクチンの副反応だとブログを公開している香苗の母。方や
亜美の父はワクチン推進派の医師。犬養は両端ではあるがその共通点を
見過ごせない。だが、更に誘拐事件の被害者は増えていく。

犬養のジャンルは、特に医療に焦点を当てた社会派小説なのでしょうか。
犯人像は予想のつく結果ですが、背景と角度をこう選んだかと唸ります。
難しい問題が軸になりますが、犬養の姿勢が常に示されているので成立
している気がします。彼のスタンスはなかなか真似出来ません。

刑事犬養隼人シリーズ: 
切り裂きジャックの告白七色の毒.ハーメルンの誘拐魔 . 
犬養隼人:警視庁刑事部捜査一課麻生班刑事、警部補、主人公
葛城:桐島班

2017

12

27

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夜宵.柴村仁



一ノ経 チョコレートスープ/一ノ緯 マドウジ/二ノ経 ヒナちゃん/
二ノ緯 エフェメラの苗床/三ノ経 雪客衆/三ノ緯 曼殊沙華/
四ノ経 サザ/四ノ緯 カンナ

細蟹の市が立つ、夜宵ヶ淵という湖に浮かぶ小島。石骨地区の外れから
浮橋を渡るか舟で渡るしか方法がない。細蟹の市には何でも売っている。
生き死にの区別なく、人間さえ。記憶なく、気付いたら細蟹の市にいた
惑う児は、赤腹衆のサザに保護された。カンナと名付けられ長じていく。
だが、細蟹の市を巡る不穏な空気が流れ、カンナの身にも危険が迫る。

現代に投入された異世界、細蟹の市が立つ小島が舞台です。ジャンルは
どこになるのか、筆者のカテゴリがなければ困ったことになりました。
全体を覆っている淡々と暗い空気に、謎を孕んだカンナの存在。記憶が
なく身寄りのない彼が今後、どんな火種になって行くのか。細蟹とどう
絡んでいくのか。この世界にグイグイ引き込まれていきます。

一年の最後に推したくなる本と出会いました。

サザ: 赤腹衆
ヒチリキ: 雪客衆筆頭

2017

12

20

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Mの女. 浦賀和宏



ミステリ作家の冴子は高校時代の友人と頻回に会うようになり、恋人タケルを
紹介される。だが、一通のファンレターを機に、タケルに対する不信感は募る。
タケルが何らかの目的を持ち、冴子に近づいたとしか思えないのだ。タケルの
過去を探るうち彼の過去には数多くの死があり、更にタケルの正体に迫る。

当然ながら、冴子がタケルの正体を暴いて終了!となるわけはありません。
逆転、また逆転で、最終的には続編ができてもイケるくらいの転がり具合です。
そして、桑原銀次郎が現れるタイミングにも注目です。

2017

12

17

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アレス. 神永学



天名探偵 Next Gear

クロノシステムが死を予知した。黒野の分析で現場に向かう真田たちだが、
そこに現れたのは真田と黒野でも相手にならないほどのアレスと呼ばれる
白髪の男だった。そして、秘密結社愛国者の動きも絡む。外相会談を狙う、
テロを阻止するため、真田たちは無謀ともいえる作戦を実行する。

クロノシステムは存在していたものです。どのような理由で誰が?その謎が
徐々に明かされます。ただ本作で登場する人物は訓練を受けたプロばかり。
真田たちとは実力の差が有り過ぎて、今後どう対応していくのでしょうか。

天名探偵 Next Gear シリーズ: クロノス. アレス
天命探偵真田省吾シリーズ:
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