2017

02

03

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心に雹の降りしきる. 香納諒一



七年前に一人娘が行方不明になり、三年前には妻に死に別れた男、井狩。
県警の刑事・都筑は、この七年娘が生きていると思い続けている井狩宅を
訪ねた。雇った興信所の梅崎が、娘の遺留品を見付けたと言うのだ。だが、
数日後、梅崎は死体で発見される。梅崎は何を追い、死に至ったのか。

七年経っても娘の生存を信じる井狩。それに付き合うことに怒りすら覚えて
いる都筑。懸賞金を狙う梅崎。三人がどう絡んでいくかと思いきや、梅崎は
殺害され、都筑は捜査を開始します。梅崎は本当に少女に辿り着いたのか、
それ故に殺害されたのか。都筑はそれを追えるのか。目が離せません。
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2017

01

14

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無縁旅人. 香納諒一



賃貸マンションの一室で16歳の少女の腐乱死体が発見され、警視庁捜査一課
強行班でデカ長を務める大河内は現場に向かった。少女は養護施設から逃げ、
ネットカフェ難民となりながら、腹違いの弟を死に追いやり保険金を奪った叔父を
探していた。更に彼女は妊娠していた。彼女の死は多額の保険金が絡むのか、
それとも妊娠の結果なのか。大河内は真相を探る。

「贄の夜会」に続く、大河内たちの捜査を描いた作品です。少女の死の原因は
保険金か妊娠か最後まで縺れます。大河内自身も何度も何度も違和感を覚え、
それらを一つひとつ、繰り返し解きながら、真相に辿り着きます。大河内を始め
彼の部下たちも人格が宜しくて、謎だけに集中出来ます。

大河内茂雄: 警視庁捜査一課強行班七係デカ長
渡辺一男: 班の最古参
石嶺辰紀: 班の懐刀、射撃が得意
菊池和巳: 班の若手
小林: 係長

リンク情報: 贄の夜会. 

2016

08

29

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熱愛. 香納諒一



息子と妻を喪い警察を辞めた鬼束は、新宿で探偵をしていた。歌舞伎町で
笠間組の幹部が殺された夜、仁科興業の次男からミスターと呼ばれている
殺し屋を探す依頼を受ける。長男を殺したミスターが新宿に戻ってきた今、
笠間組より早く、ミスターを見つけろという。ミスターの正体に迫る鬼束だが、
それは同時に、裏社会の抗争へと巻き込まれていくことだった。

殺し屋の正体を探るの話のどこに愛が?しかも熱愛が?疑問に思いつつ
読みました。途中、魅力的な女性も登場しますが、熱愛には程遠いですし。
ミスターを探る工程が面白いのでつい忘れてしましますが、熱愛の意味が
わかる時がきます。熱望とも思いますが、それも手の内なのでしょうか。

2015

10

22

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女警察署長 K.S.P. 香納諒一



K・S・P署長となった貴里子にヴァイオリンの捜索が依頼された。3年前に
著名なヴァイオリン奏者バーバラから盗まれたそのヴァイオリンは、凶悪な
爆弾魔・朱向紅が射殺される前に入手したという。一方、沖刑事の前には
朱栄志が姿を現し、バーバラのヴァイオリンと引き換えに条件を提示する。
動き出したチャイニーズマフィア。ヴァイオリンには何が隠されているのか。

前作「嚙む犬」から約2年、朱栄志が新宿に戻ってきました。しかも予想も
つかない方向からの戻りでした。本作も十分な面白さがあるにも関わらず、
次回作の序章のように感じてしまうのは、神竜会や五虎界の動き、そこに
絡む朱栄志、今後恐ろしい方向に進むとがっつり記されているからです。

K・S・Pシリーズ情報: 孤独なき地. 毒のある街. 嚙む犬. 女警察署長. 
K・S・P: 警視庁歌舞伎町特別分署(Kabukicho Special Precinct)

2015

08

23

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幸. 香納諒一



不法侵入の通報を受け、海坂署の寺沢恒彦は現場に到着した。侵入者は
痴呆症を患う老女で、土地の名士の母親と判明。だが署に戻ろうとした時、
近くの解体中の店舗跡地から死体が出た。老女と死体に接点はあるのか。
様々な圧を受けながら、絡みあった老女と過去の事件を調べ始める。

寺村が現場に到着すると、なんと本日付で配属になった新しい相棒が既に
到着していました。しかも、出産を再来月に控えた妊婦という斬新さ。実際、
いつまで勤務可能なんでしょう。戸惑いながらも事件を追う中に相棒として
信頼関係が構築されていきます。警察組織や名士からは、お約束の圧力。
警察小説の王道を踏まえ、斬新な要素もあり、展開もストライクです。

2013

05

07

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血の冠. 香納諒一



元警察官が殺害された。頭蓋骨を切断され、切り口に釘が打たれたその死体は、
26年前にキングと呼ばれた連続殺人犯による、迷宮入り事件と同じ手口だった。
弘前中央署会計課の小松は、風間警視正の要請で、捜査を補佐することになる。
2人は少年時代ともにキングに監禁された被害者であり、26年ぶりの再会だった。
殺人は更に続く。心の疵と葛藤し捜査を進める小松の前に、キングは現れるのか。

過去に心の疵、現在に心の闇、未来も閉ざされた絶望、よくぞここまでと思うほど
小松は雁字搦めで、彼は最後はどうなってしまうのか、勝手に心配していました。
意外にも後味が良かったのは、著者の手のひらの上で転がったからでしょうか。
北国の地域性や警察組織の閉鎖性など、こちらの固定観念を上手く転がされて、
世界に引き込まれます。ですが、副作用が一つ。

特に終盤、盛り上がってくると登場人物も興奮し、津軽弁丸出しになってくるので
活字を読んでも一度で意味を理解できないという。まぁ、百正確に理解できずとも
問題ないのですが。時々、標準語の括弧書きが付きます。親切w

2013

04

26

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嚙む犬 K・S・P. 香納諒一



新宿西口、高層ビルの植え込みから白骨体が発見、沖らK・S・P特捜部は現場に
駆け付けた。白骨体は警視庁捜査二課の女性警警部補。行方不明となった当時、
彼女は精神状態が不安定で休職を申し入れる一方、過去の轢き逃げ事件を単独
再調査していた。捜査を進める沖刑事のもとに、半年前の銃撃戦の際に発砲した
円谷刑事の懲戒審査委員会が、近々に行われるという理不尽な知らせが入る。
だが、それは更なるに大きな流れの序曲であった。

前作「毒のある街」から約半年後の事件です。K・S・P署長だった深澤は、警務部
人事二課長にご栄転(多分・笑)。沖刑事と距離ができたと思いきや、円谷刑事の
懲戒審査委員会の件で特捜部にぶいぶい介入してきます。朱栄志は今回お休み。
私見ですが、キャリア対デカという構図で終始押したという感じです。

K・S・Pシリーズ情報: 孤独なき地. 毒のある街. 嚙む犬.
警視庁歌舞伎町特別分署=Kabukicho Special Precinct

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