2016

09

24

コメント

ビタースイートワルツ. 小路幸也



自宅の一階を改装した〈弓島珈琲〉を営むダイは、ほぼ同時に二つの事件に
巻き込まれた。一つは、常連客であり店子の刑事・三栖の失踪。もう一つは、
時に店を手伝う女子大生・あゆみの友人の失踪。部下に送られた三栖からの
メールには一言「ダイへ」と記されていた。ダイは常連客の純也と調べ始める。
浮かぶ暴力団組長・松木の存在、そして二つの失踪が結びついていく。

弓島大を主人公としたシリーズ3作目。時系列はシリーズ情報参照願います。
前作から9年、ダイと若干入れ替わった常連客たちは解決へと乗り出します。
今回は三栖の過去と絡みながら話が進みますが、悪魔のように狡猾な三栖、
その上を行く松木の頭脳戦の一面もあります。

ダイ・シリーズ情報: 
モーニング. 2006年、 ダイ45歳
コーヒーブルース. 1991年、 ダイ30歳
ビタースイートワルツ. 2000年、 ダイ39歳

スポンサーサイト

2016

08

22

コメント

札幌アンダーソング. 小路幸也



積雪の朝、小太りな中年男の全裸死体が発見された。死因は内蔵破裂による
多臓器不全。肛門からはゴ―ヤが挿入されたいた。道警刑事部捜査第一課の
仲野久は、無駄にイイ男である先輩刑事の根来康平と捜査を始める。どうやら
事件は3件目で、いずれも同じ死因の自殺と思われていたものだった。根来は
4代前までの先祖の記憶と知識を持つ天才少年に、協力を仰ぐ。

裏表紙の変態の専門家などとソソられる表現があり、本書を手に取りましたが
それほど変態ではありませんでした。4代前までの記憶と知識を持つ天才少年
という設定が今後どのように膨らんでいくかという期待があります。天才vs天才
本作の首謀者との対決は続くようです。

仲野久: 北海道警察刑事部捜査第一課・巡査部長、通称キュウ
根来康平: 北海道警察刑事部捜査第一課・警部補
志村秋奈: 札幌医療大学法医学教室教授
志村春: その弟、北道大学生

シリーズ情報: 札幌アンダーソング. 

2015

12

22

コメント

花咲小路一丁目の刑事. 小路幸也



〈花咲小路〉の猫騒動/〈花咲小路〉の天国からの手紙騒動/
〈花咲小路〉のテイラーメイド騒動/〈花咲小路〉の檸檬騒動/
〈花咲小路〉の〈あかさか〉での騒動

花咲小路商店街、一丁目の〈あかさか〉は老夫婦が定食屋を営んでいる。
その孫・淳は刑事となり異動、中学まで過ごした〈あかさか〉に戻ってきた。
淳の初めての非番の日、祖母が近所の相談事を持ちかける。それ以後、
非番の度に、淳は花咲小路商店街を奔走するのだった。

前作からほぼ一年後の本作は、新米刑事となった淳の一人称で進みます。
刑事といえども人の孫、祖母の頼みは断れません。この町で刑事が動いて
いいのかと心配になりますが、淳は花咲時小路商店街の面々の力を借り、
非番の度に相談事を捌いていきます。まだまだ続きそうです。

花咲小路シリーズ: 花咲小路四丁目の聖人. 花咲小路一丁目の刑事.  

2015

10

29

コメント

蜂蜜秘密. 小路幸也



人類の財産ともいうべき特殊な土地を保護するための世界憲章の一つ、
自由領域に認定されているポロウの村は、そこでしか育たない固有種を
保持するため、様々な掟がある。六月の最初の休息日、ポロウ農学校に
編入してきたレオ。村の中でやがて不思議な出来事が…。

ポロウの蜂蜜に不可欠な固有種である、ポロウミツバチとキングサリー。
それぞれを育てる養蜂の跡取りジャックと園芸の跡取りサリーは、ある日
レオに出会い、村の掟や起源に深くかかわっていきます。自由領域という
不思議な世界の、しっかりした子供たちのお話です。

2015

07

04

コメント

話虫干. 小路幸也



話虫: 図書館所蔵の稀覯本などの物語を作り変えてしまう力をもつもの
話虫干: 話虫によって作り変えられた物語内に入り込み、物語を元に戻すこと

馬場横町市立図書貯蔵の『こゝろ』が、話虫によって変えられたてしまった。
職員の榛と僕は『こゝろ』を元に戻すため、物語の世界に入り込んだ。だが、
次々と予期せぬ人物の登場と展開に、二人は戸惑う。更には主人公たちの
友人として深く接するうちに、悲しい結末に戻すことに辛さを感じていく。

『こゝろ』の主人公の「私」と図書館員の「僕」。交互の一人称で話が進みます。
これは究極の読者願望ではないでしょうか。好きな話や好きなキャラクターに
思い入れ、こうなって欲しいああなって欲しいと、話の展開上有得なくとも願う
気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。落としどころは流石です。

2015

03

12

コメント

コーヒーブルース. 小路幸也



自宅の一階を改装した〈弓島珈琲〉を営むダイは、ほぼ同時に二つの事件に
巻き込まれた。一つは、近所の少女から姉を捜して欲しいと言われたことで。
そして、もう一つは五年前に麻薬の過剰摂取で失った婚約者に関わることで。
常連客や友人達の協力を得て、ダイは行動を起こす。だが、接点のない筈の
二つの事件は、一つの共通点からやがて絡まりあっていく。

弓島大を主人公としたシリーズ2作目、時系列で前作「モーニング」のなんと
15年前にあたります。なので、何となく覚えのある名前がちらほらと出ます。
本作で、ダイの印象が少し変わりました。前作はもう少しクセがあって、その
クセモノ的なダイがストライクだったのですが・・・15歳若いからでしょうか。

ダイ・シリーズ情報: 
モーニング. 2006年、 ダイ45歳
コーヒーブルース. 1991年、 ダイ30歳
ビタースイートワルツ. 2000年、 ダイ39歳

2014

01

25

コメント

花咲小路四丁目の聖人. 小路幸也



<Last Gentleman-Thief “SAINT”> 最後の泥棒紳士“セイント”
1050年代末から60年代に英国中の美術品や金品を上流階級から盗みまくり、
現在も捕まっていない大泥棒。日本国籍の女性と結婚して、現在は日本に帰化。
そんな父を持つ矢車亜弥は父と2人、花咲小路商店街で暮らし塾を営んでいた。
だが、亜弥の生徒でもある、寂れた商店街の古株数件に浮気騒動が持ち上がり、
何かを炙り出さなければいけない空気を感じると、父親までが言いだした。

亜弥の一人称で話が進んでいきます。一人の一人称で一冊終わるのは珍しい、
初めてでしょうか。複数の人物の一人称が入れ替わるのに慣れてしまったので、
逆に落ち着かなかったですね。矢車家の代々の土地、愛すべき寂れた商店街、
それらを伝説の大泥棒が守るという話ですが、小学校低学年対象の話のように
綺麗で低刺激に纏まっています。駐在所の三太さん…どこかでこの名前を見た、
ような気がするのですが。どこでリンクするかわからなので覚書しておきます。

花咲小路シリーズ: 小路四丁目の聖人. 
花咲商店街情報:
四丁目矢車英数塾:矢車亜弥
三丁目白銀皮革店:白銀克己
二丁目松宮電子堂:松宮北斗
一丁目バークレー:奈緒
花咲小路駐在所:三太、門倉

プロフィール

シカフ

Author:シカフ
シカフ衛星Cへようこそ!

日本ブログ村

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

軽量 ページネーション

Designed by

Ad