2019

03

31

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砂の街路図.佐々木譲



教師の岩崎俊也は両親が大学時代を過ごした運河町を訪れた。20年前、父は行き先も告げずにこの町で4日を過ごし、運河で溺死した。母の葬儀も済ませ、父が何故この町で死んだのか疑問が抑えきれなくなり、俊也は運河町に旅立ったのだ。快活だった父を変えた出来事が徐々に明らかになっていく。

淡々と進む本作はドキュメンタリーの解説を聞いているかのようです。強引なところもありますが、こんなに淡々と事情を聞かれたら自分だったら引くなとか、ちょっと怖いかなとか思います。そして最後の扉はまさかの異世界。死の真相は最後までわかりません。
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2019

01

16

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ユニット.佐々木譲



7年前、真鍋は17歳の少年に妻を殺害され心の傷は未だ癒えない。祐子は警察官である夫の暴力から逃れるため、息子の晴也を連れて身を隠した。その二人は羽多野の経営する零細設備会社で出会い、互いに想いを寄せていく。だが、少年の出所を知った真鍋は復讐のために動き出し、祐子の夫も執拗に彼女を追い詰めていく。

権力を持ち、追う手段を知り尽くしている警察官の夫から逃げる。かなり難しいことですが、何よりこの夫が執拗で迫り来る最後に絶対殺りに来るというソクソク感が全編たまりません。表紙を見てホラーかと思ってしまいました。貞子チックですよね?だからだと思うのですが。。。

2018

06

29

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警官の掟.佐々木譲



羽多野涼は犯人を追うが反対に襲われ負傷をしてしまう。その時、上司の
指示に背き救出に向かったのは同期の松本章吾だった。7年後、蒲田署の
管轄内で小橋組の幹部が殺害され、盗犯係の羽多野も捜査に駆り出された。
一方、警視庁捜査一課に異動した羽多野は、警察内部の犯行という仮説で
同事件の捜査を行うことを指示された。

羽多野の捜査と松本の捜査が、交互に書かれて進行していきます。あれ?
と感じる箇所が所々に散りばめてあり、クライマックスに向かって真相の
確信がこちらも得られていきます。他にも一点気になるものもありますが、
結末にはあまり絡みませんし、こちらの思い込みかも知れません。

2018

05

01

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屈折率.佐々木譲



元商社マン安積啓二郎は、兄に代わって経営不振の実家であるガラス工場の
社長になった。一年ほどかけて売却するつもりであったが、ガラス陶芸家の
透子と出会いが啓二郎を変えた。ガラスの魅力に目覚め、工場を存続させる
べく、啓二郎は新しい道を見出して行く。

あれ、これは誰の作品だったっけ?佐々木譲氏?殺人も戦争もないけれど?
いやー、本当に途中で道に迷いました。無意識に次は殺人と思っているので
啓二郎に当たりが強いと、この人が!と思い、しかし何もない?あれあれと
読み進み、あ、これは企業小説なんだと気付きを繰り返すという為体です。
個人的には、企業対象なのでもう少し追い込まれ感が欲しいところでした。

2017

06

19

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代官山コールドケース. 佐々木譲



3日前に川崎市で起きた殺人事件と、17年前に代官山で起きた殺人事件。
両事件の現場遺留品から同じDNAが検出された。17年前の事件は被疑者
死亡のまま送検、不起訴となっていた。神奈川県警と警視庁にまたがる事件、
神奈川県警より先に連続殺人犯を逮捕せよ。水戸部に密命が下された。

前作から二年、意外と長いスパンで時が流れているようです。前作の事件を
どのように収めたのか。本作を読めばわかると思い、楽しみにしていました。
水戸部像をあそこに置くのであれば予想通りの収め方。好きなシリーズです。
本作では水戸部の相棒も変わり、同期である中島も活躍しています。

水戸部裕: 警視庁刑事部捜査一課特命捜査対策室、警部補
中島翔太: 警視庁科学捜査研究所化学分野鑑定班
朝香千津子: 捜査一課性犯罪担当刑事、巡査部長

シリーズ情報: 地層捜査. 代官山コールドケース. 

2017

06

03

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地層捜査. 佐々木譲



特命捜査対策室: 未解決事件で捜査本部も解散している事案のうち、
とくに警視総監が指定した事件について専従の捜査員が再捜査にあたる。

時効廃止。警視庁四谷警察署に新宿区の有力者が再捜査依頼に訪れた。
15年前に四谷荒木町で起こった殺人事件で、被害者は70歳女性だった。
謹慎が解けた水戸部は、第四方面本部(市ヶ谷)特命捜査対策室に配属、
退職刑事とともに再調査に携わる。花街の名残のあった、当時の荒木町。
もと芸者であった被害者はなぜ殺害されたのか。

再捜査に携わる部署といえば窓際。と思っていましたので予想外でした。
ある捜査でキャリアに引っ込んでろと言ったために謹慎となった、まだ若い
刑事が主人公です。ですが、相談員とぶつかるわけでもなく冷静に着実に
捜査を進めていきます。余韻のある終わり方もツボでした。

水戸部裕: 警視庁刑事部捜査一課特命捜査対策室、警部補
加納良一: もと四谷署刑事課、退職時は警部補、相談員

シリーズ情報: 地層捜査. 

2016

11

03

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警官の血 下巻. 佐々木譲



民雄/和也

昭和61年、民雄はやっと希望していた天王寺駐在となることが出来た。
潜入捜査の心の傷は癒えぬままだが、地域のために尽くした。やがて、
清二の調二つの事件の関連を調べることが、父の死の真相に繋がると
自らも調べ始める。だが、発生した立てこもり事件で命を落とす。
それから5年後、長男・和也は叔父の援助を受け大学を卒業後、警視庁
警察学校に入学した。卒後、警務部員として動くことを命じられた和也は
自らも祖父、父が調べた二つの事件を調べていく。

潜入捜査によって心に傷を負った民雄に続き、長男の和也もまた、潜入
ではありませんがスパイ的な行為が仕事のスタートとなりました。ですが、
先の二代によりも逞しいのか、時代が違うのか。何故?という不条理が
少ないような気がします。和也はまだ現役ですので判定保留ですが。

警官の血 上巻. 警官の血 下巻.

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