2016

11

03

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警官の血 下巻. 佐々木譲



民雄/和也

昭和61年、民雄はやっと希望していた天王寺駐在となることが出来た。
潜入捜査の心の傷は癒えぬままだが、地域のために尽くした。やがて、
清二の調二つの事件の関連を調べることが、父の死の真相に繋がると
自らも調べ始める。だが、発生した立てこもり事件で命を落とす。
それから5年後、長男・和也は叔父の援助を受け大学を卒業後、警視庁
警察学校に入学した。卒後、警務部員として動くことを命じられた和也は
自らも祖父、父が調べた二つの事件を調べていく。

潜入捜査によって心に傷を負った民雄に続き、長男の和也もまた、潜入
ではありませんがスパイ的な行為が仕事のスタートとなりました。ですが、
先の二代によりも逞しいのか、時代が違うのか。何故?という不条理が
少ないような気がします。和也はまだ現役ですので判定保留ですが。

警官の血 上巻. 警官の血 下巻.
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2016

10

25

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警官の血 上巻. 佐々木譲



清二/民雄

昭和23年、安城清二は上野警察署に配属された。ある日、不忍池で男娼が
殺害され、その4年後に谷中の墓地で国鉄職員が殺害された。清二は天王寺
駐在となってからも二つの事件の調べていた。だが、五重の塔が火災となった
夜に現場からふいに消え、謎の死を遂げる。
昭和42年、長男・民雄は清二の同期であった「血のつながらぬ3人のおじ」の
援助を受け高校に進学、警察官となるも北大の過激派グループに潜入捜査を
命じられる。

全く予備知識のないまま読み始めましたので、三代の警察官魂を描く、という
文言に三代続く駐在の話かと思っていました。なので、民雄がいきなり北大に
潜入となったのには驚きでした。潜入時に受けるストレスは、いか程でしょう。
内容が濃すぎて分割しますが、今後の展開が楽しみです。

2016

09

14

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憂いなき街. 佐々木譲



サッポロ・シティ・ジャズで賑わう札幌。津久井はなじみのバーでピアニストの
安西奈津美と出会い、カルテットで出演する彼女と急速に惹かれ合う。だが、
彼女は女性殺害の被疑者となってしまう。公演前に任意同行を求められたら...
アリバイを答えない奈津美の身を案じる津久井は、佐伯に説得を依頼する。

本作はいつもよりも緊迫度は低いです。津久井の純情のために佐伯も一肌
脱ぎますし、彼自身も一歩前に進みます。お互いが追っている事件が最後に
絡むのはお約束です。新宮もやけに活躍しており、異動が心配になります。

北海道警察シリーズ情報: 笑う警官. 警察庁から来た男. 警官の紋章. 
                 巡査の休日. 密売人. 人質. 憂いなき街.

佐伯宏一: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、警部補
津久井卓: 北海道警察本部 機動捜査隊、巡査部長
小島百合: 北海道警察本部 札幌方面大通署生活安全課、巡査部長
新宮昌樹: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、巡査、佐伯の部下
長正寺武史: 北海道警察本部 機動捜査隊、警部

2016

04

22

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回廊封鎖. 佐々木譲



手足を縛られ簀巻きにされた轢死体。屋上の手すりの外に放り投げられた
首吊り死体。被害者には消費者金融・紅鶴の元社員という共通点があった。
久保田刑事が調査を開始する。一方、報復は映画祭に絞られていく。

大きな事案が終わり応援要請扱いの刑事が、その充電時間中にこの件に
関わります。捜査の本筋ではない刑事と犯人の攻防の結果は、なんともな
終わり方でした。まぁ、実際は全て劇的に終わるものではないでしょうから。

2014

09

18

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暴雪圏. 佐々木譲



数年ぶりの規模が予想される暴風雪の日、発見された死体。組長宅で強盗
殺人を犯し、逃走する犯人たち。不倫の清算に向かう主婦、家出をした少女、
大金を持ち逃げする会社員。吹雪は激しくなり、彼らはペンションに辿り着く。
川久保はペンションからの通報を受けるが、暴風雪にすべて鎖されていた。

吹雪の山荘・・・いえ、ペンションに探偵はいません。複数ある、著者の警察
小説の中で本シリーズの位置づけは、保安官小説なのです。はい、解説に。
管轄地域を一人まかされている川久保が、個人として何を考え、決断するか
とも。確かに、川久保個人の考えや行動が、他の主人公たちより浮き彫りに
なっていて、ああ、だから前作であんなことやそんなことを・・・新しいですね。

駐在警官川久保篤シリーズ情報: 制服捜査. 暴雪圏.
川久保篤:北海道警察本部釧路方面 広尾警察署志茂別町駐在所勤務、巡査部長
片桐義夫:志茂別町で35年間郵便配達をしていた情報通

「本の話」文藝春秋 2009年7月号より
笑う警官の佐伯シリーズは、地方公務員小説
制服捜査の川久保シリーズは、保安官小説
廃墟に乞うの仙道シリーズは、プライベート・アイ小説

2014

09

08

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制服捜査. 佐々木譲



逸脱/遺恨/割れガラス/感知器/仮装祭

稲葉警部の不祥事発覚以来、癒着を恐れた道警本部は大異動を行った。
強行犯係で実績を積んだ川久保も駐在所勤務を命じられ、単身赴任する。

前任の駐在警官に引き継ぎを受けたときから、川久保が最も気になった
事案は、13年前の夏祭りに少女が失踪した未解決事件だった。今年の
夏祭りは仮装盆踊りが復活し、会場には13年前の駐在警官や失踪した
少女の母親も姿をみせる。そして、また少女が消えた。(仮装祭、より)

赴任先は長閑な農村、犯罪発生率は管内一低い。それが曲者でした。
数年で異動する駐在より、町の防犯協会が処置する。長い年月かけて
培われた悪しき習慣に、川久保さんは怒っています。短編連作集です。

駐在警官川久保篤シリーズ情報: 制服捜査. 
川久保篤:北海道警察本部釧路方面 広尾警察署志茂別町駐在所勤務、巡査部長
片桐義夫:志茂別町で35年間郵便配達をしていた情報通

2014

08

23

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人質. 佐々木譲



札幌市郊外のワイン・バーで、人質立てこもり事件が起きた。犯人は強盗殺人の冤罪で
4年間服役した中島と支援者の瀬戸口。彼らは中島が逮捕された当時の県警本部長に
謝罪を要求し、その娘が人質に取られていた。現場に急行する、機動捜査隊の津久井。
一方、佐伯は自家用車盗難事件が、通直後すぐに解決したことに釈然としないながらも
生活安全課の小島も人質になっていると知り、現場に向かった。

冤罪の謝罪を要求した人質立てこもり事件が発生、そこに小島も偶然居合わせます。
立ち位置は違えど津久井と小島は本流の事件に関わり、佐伯はそこに絡みながらも
本流に隠された事件に関わり、ほぼ同時に解決。ここ数作はそんな流れを感じます。
今回も佐伯が冒頭に手掛けた事件が、人質立てこもり事件の解決に影響を与えます。

北海道警察シリーズ情報: 
笑う警官. 警察庁から来た男. 警官の紋章. 巡査の休日. 密売人. 人質.

佐伯宏一: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、警部補
津久井卓: 北海道警察本部 機動捜査隊、巡査部長
小島百合: 北海道警察本部 札幌方面大通署生活安全課、巡査部長
新宮昌樹: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、巡査、佐伯の部下
長正寺武史: 北海道警察本部 機動捜査隊、警部

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