2017

06

19

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代官山コールドケース. 佐々木譲



3日前に川崎市で起きた殺人事件と、17年前に代官山で起きた殺人事件。
両事件の現場遺留品から同じDNAが検出された。17年前の事件は被疑者
死亡のまま送検、不起訴となっていた。神奈川県警と警視庁にまたがる事件、
神奈川県警より先に連続殺人犯を逮捕せよ。水戸部に密命が下された。

前作から二年、意外と長いスパンで時が流れているようです。前作の事件を
どのように収めたのか。本作を読めばわかると思い、楽しみにしていました。
水戸部像をあそこに置くのであれば予想通りの収め方。好きなシリーズです。
本作では水戸部の相棒も変わり、同期である中島も活躍しています。

水戸部裕: 警視庁刑事部捜査一課特命捜査対策室、警部補
中島翔太: 警視庁科学捜査研究所化学分野鑑定班
朝香千津子: 捜査一課性犯罪担当刑事、巡査部長

シリーズ情報: 地層捜査. 代官山コールドケース. 
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2017

06

03

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地層捜査. 佐々木譲



特命捜査対策室: 未解決事件で捜査本部も解散している事案のうち、
とくに警視総監が指定した事件について専従の捜査員が再捜査にあたる。

時効廃止。警視庁四谷警察署に新宿区の有力者が再捜査依頼に訪れた。
15年前に四谷荒木町で起こった殺人事件で、被害者は70歳女性だった。
謹慎が解けた水戸部は、第四方面本部(市ヶ谷)特命捜査対策室に配属、
退職刑事とともに再調査に携わる。花街の名残のあった、当時の荒木町。
もと芸者であった被害者はなぜ殺害されたのか。

再捜査に携わる部署といえば窓際。と思っていましたので予想外でした。
ある捜査でキャリアに引っ込んでろと言ったために謹慎となった、まだ若い
刑事が主人公です。ですが、相談員とぶつかるわけでもなく冷静に着実に
捜査を進めていきます。余韻のある終わり方もツボでした。

水戸部裕: 警視庁刑事部捜査一課特命捜査対策室、警部補
加納良一: もと四谷署刑事課、退職時は警部補、相談員

シリーズ情報: 地層捜査. 

2016

11

03

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警官の血 下巻. 佐々木譲



民雄/和也

昭和61年、民雄はやっと希望していた天王寺駐在となることが出来た。
潜入捜査の心の傷は癒えぬままだが、地域のために尽くした。やがて、
清二の調二つの事件の関連を調べることが、父の死の真相に繋がると
自らも調べ始める。だが、発生した立てこもり事件で命を落とす。
それから5年後、長男・和也は叔父の援助を受け大学を卒業後、警視庁
警察学校に入学した。卒後、警務部員として動くことを命じられた和也は
自らも祖父、父が調べた二つの事件を調べていく。

潜入捜査によって心に傷を負った民雄に続き、長男の和也もまた、潜入
ではありませんがスパイ的な行為が仕事のスタートとなりました。ですが、
先の二代によりも逞しいのか、時代が違うのか。何故?という不条理が
少ないような気がします。和也はまだ現役ですので判定保留ですが。

警官の血 上巻. 警官の血 下巻.

2016

10

25

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警官の血 上巻. 佐々木譲



清二/民雄

昭和23年、安城清二は上野警察署に配属された。ある日、不忍池で男娼が
殺害され、その4年後に谷中の墓地で国鉄職員が殺害された。清二は天王寺
駐在となってからも二つの事件の調べていた。だが、五重の塔が火災となった
夜に現場からふいに消え、謎の死を遂げる。
昭和42年、長男・民雄は清二の同期であった「血のつながらぬ3人のおじ」の
援助を受け高校に進学、警察官となるも北大の過激派グループに潜入捜査を
命じられる。

全く予備知識のないまま読み始めましたので、三代の警察官魂を描く、という
文言に三代続く駐在の話かと思っていました。なので、民雄がいきなり北大に
潜入となったのには驚きでした。潜入時に受けるストレスは、いか程でしょう。
内容が濃すぎて分割しますが、今後の展開が楽しみです。

2016

09

14

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憂いなき街. 佐々木譲



サッポロ・シティ・ジャズで賑わう札幌。津久井はなじみのバーでピアニストの
安西奈津美と出会い、カルテットで出演する彼女と急速に惹かれ合う。だが、
彼女は女性殺害の被疑者となってしまう。公演前に任意同行を求められたら...
アリバイを答えない奈津美の身を案じる津久井は、佐伯に説得を依頼する。

本作はいつもよりも緊迫度は低いです。津久井の純情のために佐伯も一肌
脱ぎますし、彼自身も一歩前に進みます。お互いが追っている事件が最後に
絡むのはお約束です。新宮もやけに活躍しており、異動が心配になります。

北海道警察シリーズ情報: 笑う警官. 警察庁から来た男. 警官の紋章. 
                 巡査の休日. 密売人. 人質. 憂いなき街.

佐伯宏一: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、警部補
津久井卓: 北海道警察本部 機動捜査隊、巡査部長
小島百合: 北海道警察本部 札幌方面大通署生活安全課、巡査部長
新宮昌樹: 北海道警察本部 札幌方面大通署刑事課、巡査、佐伯の部下
長正寺武史: 北海道警察本部 機動捜査隊、警部

2016

04

22

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回廊封鎖. 佐々木譲



手足を縛られ簀巻きにされた轢死体。屋上の手すりの外に放り投げられた
首吊り死体。被害者には消費者金融・紅鶴の元社員という共通点があった。
久保田刑事が調査を開始する。一方、報復は映画祭に絞られていく。

大きな事案が終わり応援要請扱いの刑事が、その充電時間中にこの件に
関わります。捜査の本筋ではない刑事と犯人の攻防の結果は、なんともな
終わり方でした。まぁ、実際は全て劇的に終わるものではないでしょうから。

2014

09

18

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暴雪圏. 佐々木譲



数年ぶりの規模が予想される暴風雪の日、発見された死体。組長宅で強盗
殺人を犯し、逃走する犯人たち。不倫の清算に向かう主婦、家出をした少女、
大金を持ち逃げする会社員。吹雪は激しくなり、彼らはペンションに辿り着く。
川久保はペンションからの通報を受けるが、暴風雪にすべて鎖されていた。

吹雪の山荘・・・いえ、ペンションに探偵はいません。複数ある、著者の警察
小説の中で本シリーズの位置づけは、保安官小説なのです。はい、解説に。
管轄地域を一人まかされている川久保が、個人として何を考え、決断するか
とも。確かに、川久保個人の考えや行動が、他の主人公たちより浮き彫りに
なっていて、ああ、だから前作であんなことやそんなことを・・・新しいですね。

駐在警官川久保篤シリーズ情報: 制服捜査. 暴雪圏.
川久保篤:北海道警察本部釧路方面 広尾警察署志茂別町駐在所勤務、巡査部長
片桐義夫:志茂別町で35年間郵便配達をしていた情報通

「本の話」文藝春秋 2009年7月号より
笑う警官の佐伯シリーズは、地方公務員小説
制服捜査の川久保シリーズは、保安官小説
廃墟に乞うの仙道シリーズは、プライベート・アイ小説

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