2018

01

07

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自由殺人.大石圭



長距離走者だった朝香葉子の元に届いた一通の手紙には、コインロッカーの
鍵が同封され、そこにはクリスマスプレゼントが入っていると書かれていた。
だが、その手紙を受け取った者は他にもいた。その通報でコインロッカーに
入っている物はイブに爆発する時限爆弾と知った葉子は、警察に届け出る。
だが、時間をおいて数ヵ所で爆発が起こり被害者は増加。爆弾を送りつけた
犯人は残りの爆弾に関し、葉子にゲームを持ち掛ける。

もう読んだと思っていましたが、未読だったのか記憶から消去されたのか。
展開は分からないまま、最後まで読み終えました。陽子の強さが、強すぎる
葉子が何故か切なくもあります。彼女は真っ当に生きていると思うのですが、
読んでいて辛くなるのはワタクシだけでしょうか。
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2017

12

13

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百二十歳の少女. 大石圭



古美術商・柊ニーナ

父の死後、青山のアンヌ=フローラル・アンティークスを受け継いだニーナ。
パリでの買付けで、ビスクドールの最高峰ブリュ・ジュンを手に入れた。その
ブリュは曰く付きで、今迄にブリュを手に入れた三人が亡くなっているという。
そして、ニーナの客も立て続けに二人が亡くなり、パリでブリュの謎を探す。

ミステリなのか、ホラーなのか。こんな感じで融合すると、こんな終わり方も
いいですね。色々予想がつき、それを裏切らないという意味では、新しさは
ないかも知れません。でも、古いとも感じない、いい流れがありました。

2017

08

06

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自分を愛しすぎた女. 大石圭



特別と思われたい、沢山の視線を集めたい、羨ましがれたい。そんな脅迫的な
観念に花梨は囚われ続けている。オーディションに一度も受かることがなくても
両親の離婚で裕福な生活とは遠くなっても。現在はプロダクションにも所属せず
派遣社員として働く花梨が、陥った罠の先にあった悲劇とは。

少なからず誰にでも、天から何か降ってこないかと思うことがあるのではないで
しょうか。花梨はそれが異常に強く、時に気付く機会がありながらスルーします。
徐々に自らを追い詰めてきます。厳しく言われても、気付けるって大切ですね。

2016

02

20

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地獄行きでもかまわない. 大石圭



小説家を目指す南里遼太郎は、小説を書いては投稿するも落選ばかり。
覆面作家・野々村ケンの作品を貪るように読み、羨む日々を送っていた。
ある日、美しい夕紀の気を引くためについてしまった一つの嘘。その嘘は
夕紀を劇的に変えたが、恐ろしい悲劇の始まりでもあった。

遼太郎がついた嘘は一つですが、その結果は周りの人々をも巻き込んだ
大きな悲劇でした。最後の方は幸せな日々を送ることがやっと出来そうな
状況なのに、地獄は目前です。上げて落とすって流れでしょうか。

2015

11

25

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堕天使は瞑らない. 大石圭



木田健太と婚約者の藤島茉莉花は成田空港にいる。バリ島で結婚式を
挙げるため、出国審査の長い列に並んでいた。美しい茉莉花に、誰もが
目を向ける。だが、審査官が発した名前は藤島大輔。戸籍上、茉莉花は
男性だった。祝福されない旅立ち、だが更なる悲劇が二人を待っていた。

おお、ついにこの分野に参戦されました。しかも絶妙でした。誰が悪いと
いうわけではなく、でも、これを起点に不幸な事態は起こってしまいます。
静かな対比があり、人間の考え方を問われているようでした。

2015

11

12

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殺意の水音. 大石圭



父親に虐待されている時、母が殴られて泣き叫ぶ声を聞いている時、
一人きりで過ごす学校の休み時間、一人きりで帰る放課後の通学路。
毎日のストレスやダメージが、純一の容器の中に絶えず滴り続ける...。
そして最後の一滴が滴り、容器の縁を越えた日、純一は鬼になった。

純一の心に水が滴り続ける様が、微に入り細に入り書かれています。
地上の限りある幸福を力づくで奪うため、自分よりも幸福な人の命を
純一は奪っていきます。殺意に至るまでに滴った水音、という解釈で
間違ってはいない筈です。容器をデカくしないといけません。

2014

07

20

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呪怨-終わりの始まり-. 大石圭



1995年・盛夏 少年は新しい義父から虐待を受けていた。そして、ついにその日が…。
2014年・春 新卒の生野結衣は小学三年三組の担任となった。前任の教師が急に辞め、
臨時採用だった。そのクラスには、八日続けて欠席している佐伯俊雄という少年がいた。
2004年・春 四人の女子高校生が、誰もいないのに子供の声がするという家に入った…。

年代が交差して話が進み、この世界が奥深くなっていました。怨念の塊だった伽椰子が
そこに至る前は、一人の人間だったと改めて思いました。ネタバレを避けますが、確かに
読んだ後に「終わりの始まり」が、しっくりきます。たとえ伽椰子の人となりが語られようと
呪怨は呪怨。呪いは続いていく、ということでしょうか。

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