2019

09

22

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ホームレス・ホームズの優雅な0円推理.森晶麿



ジョン・H・ワトソンは東京の令嬢・岩藤すずに転生した。そう思い込んでいるすずは医師になるべく上野にある蔦野医科大学を受験するが、合格発表に番号がなかった。自己採点では合格だったすずは、合格を証明するために忍び込んだルームDで血痕を踏んでついたかの様な犬にしては大きすぎる足跡と副学長の死体を発見する。「パスカヴィル家の犬」の如き事件、すずは上野の路上生活者ホームレス・ホームズと出会う。

令嬢のすずに執事の叢雨、そして路上生活者のホームズ。想像を絶する魔犬、蔦野家に伝わる「化け犬」が絡む事件をホームズが解決します。あまり現実味を感じないのは、執事などいない平民暮らしだからでしょう。
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2019

09

19

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少女は鳥籠で眠らない.織守きょうや



少女は鳥籠で眠らない/石田克志は暁に怯えない/三橋春人は花束を捨てない/小田切惣太は永遠を誓わない

弁護士になって2年。木村龍一は家庭教師をしていた家で15歳の教え子の少女に淫行したという、21歳の大学生・皆瀬理人の弁護士に選任された。2度目の接見後、犯罪被害者である黒野葉月が事務所に座っていた。葉月は全部誤解で全部していないと木村に言い、仕切り始める。(少女は鳥籠で眠らない、より)

心霊ものから読み始めたので、この話もいつか霊が現れる。または既にこの人物が?疑い100%で読み進めましたが、全く現れず。解説で知りました現役弁護士が描くリーガル・ミステリ、そりゃ出てきません。法廷もありませんが、新人弁護士は成長していきます。強い意思と目的を持った人たちにとっては弁護士も道具でしかない、それでも腐らずに空回るそうです。それの対比として先輩弁護士のクールさも美味しいです。

2019

09

16

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拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陰〉.郷内心瞳



11年前に「椚木の一族の災禍」に誘った高島千草の元夫からの依頼を受ける氏。自らの身に神を降ろしたいと願う人物。母親が壊れていく男子高校生の家。これらがどう結びつき、どんな災禍になっていくのか。目次を見て、今までのように一話または数話で完結していくものかと思っていましたが、いくつかの流れが絡み合っている長編のようで後編へ続きます。

シリーズ情報:逆さ稲荷禁忌を書く怪談始末.壊れた母様の家〈陰〉.

2019

09

13

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土葬症 ザ・グレイヴ.周木律



メヲツブシ ワタエグリダシ クビヲキレ シタキリ アタマワリ ツチノシタ

大学の探検部の夏合宿で学生の一人が死亡した。そして1年、再び同じ場所へ向かう探検部の学生達は道に迷い、廃病院に辿り着く。肝試しのつもりで入った病院の中には卒塔婆があり、そこには昨年の夏合宿で死亡した学生の名前と不気味な句が書かれていた。殺戮が始まる。

閉鎖された廃病院で次々と殺害される探検部のメンバー。殺害者の独白に惑わされず最後までいこうと警戒しておりましたが、ヤラれたところもありました。土葬症と聞けばソンビものと勝手にも思っていたのですが、そこが一番ヤラレポイントかも知れません。

2019

09

10

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オーバードライヴ.結城充考



捜査一課殺人班イルマ

毒を操る始末屋・蜘蛛が脱獄した。2ヶ月後、毒殺後に片目、心臓にナイフが突き刺さった死体が続けて発見された。イルマを狙う蜘蛛は彼女の自室に侵入し、24時間後に命を奪う毒物をイルマに打つ。時間内に蜘蛛の指示する悪意にたどり着けるのか。

毒殺したい刑事第1位のイルマが蜘蛛に狙われます。前作は爆破事件、本作は毒殺事件。いつも標的、命がいくらあっても足りませんね。

シリーズ情報:狼のようなイルマファイアスターターエクスプロード.オーバードライヴ.

2019

09

07

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今、死ぬ夢を見ましたか.辻堂ゆめ



最期の日/選択/明晰夢の向こう

花火大会の日、井瀬の乗る電車が事故を起こした。動き始めない電車の中で、井瀬は半年後に自身も駅のホームから突き落とされて轢死する夢を見る。その車内で出会った紗世。彼女は5ヶ月前から明晰夢を見ており、その結果は変えられない、自分達は夢で示された日に轢死すると言う。

何がどう良かったのかを言ってしまうとネタバレしてしまいますが、どストライクでした。書かれている半年間の中で井瀬の過去、現在の仕事、友人、紗世が絡み合いながら、自分を突き落とした人間が誰なのかも追っていきます。いや、背表紙の文章を読んで何故か高校生の青春物語と思って読み始めましたが、勘違いでした。

2019

09

04

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危険領域.笹本稜平



所轄魂

城東署管内で転落死体が発見された。本庁は自殺と決めつけ関心を示さないが、所轄の葛木達は不信な二人連れの調査を行なっていた。一方、キャリアである葛木の息子・俊史は手掛けている案件の情報提供者と連絡が取れなくなり、葛木に照会を求めてきた。転落死体は俊史の大物政治家が絡む案件の情報提供者だった。その後も政治家の秘書が続けて変死。葛木と俊史が繋ぐ所轄と本庁二課の捜査が、秘密裏に行われる。

これはシリーズの4作目から読んでしまったようですが、単体でもイケます。本作は大物政治家相手に慎重になる二課と絡むため、殺人を追う所轄は足を引っ張られます。読んでいるこちらも二課遅いと突っ込み、所轄の追い込みに気が晴れるのです。

シリーズ情報:危険領域.

葛木邦彦:城東書刑事組織犯罪対策課、警部補、元警視庁刑事部捜査一課殺人班
葛木俊史:警視庁刑事部捜査第二課理事官、警視

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